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二つの現場

2024.8.9
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今進んでいる二つの現場について、進捗を紹介します。

まずは「やどりハウス」リノベーションの現場です。

電気工事や下地工事が終わり、各部屋にボードが張られています。

もとは1階にダイニングキッチンがありましたが、
ご家族4人で広々と過ごせるよう、天井の高い2階にLDKを計画しています。


トイレだった部分をキッチンのパントリーに変更したり、
廊下部分もLDK空間に取り込んで、
2階での暮らしやすさと伸びやかさを実現したいと考えています!
これから家具工事に入っていきます。

もう一つの現場は「コニワハウス」です。


外壁下地のモルタル工事が進んでいます。
モルタル下地は2回塗りますが、今2回目を施工している状態です。


しばらく時間を置いて乾燥させた後、仕上げを工事を行います。
この下地のままでも良い雰囲気ですね。

 内部は建具枠工事などが進められています。
こちらはご主人の書斎スペースのアーチ状入り口!

コニワハウスは中庭を中心に、たくさんの雰囲気の異なる居場所を
計画しています。

・大きな掃き出し窓からコニワを眺めるダイニング
・トップライトからの光の変化を楽しめる吹き抜けの壁
・籠り感のあるほぼ正方形ソファからコニワの緑を眺めるリビング
・仕上げや開口部の遊び心が楽しいご主人の書斎
・2方向の吹き抜けに面した奥さんの書斎

などなど盛りだくさんです!

こちらもこれから家具工事に入っていきます。

5年経ちました。

2024.8.2
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明星大学の建築学部で非常勤講師を務めていましたが、
先日5年間の契約期間が終了しました。

私にとって初めての講師経験で、特に1年目はコロナ感染拡大の中での
スタートで、慣れないことばかりでしたが
私にとって本当に貴重な時間となりました。

学生への指導は試行錯誤で、建築への熱量も様々でしたが、
中には驚くほど熱心に取り組んで、素敵なアイデアを持ってくる学生もいました。

授業では前期4月~7月の4か月間で、3つの課題に取り組みます。
毎週15名程度の学生の計画にエスキス(設計の相談)を行いますが、
建物の設計を行うのがはじめてという学生がほとんどです。
毎週こちらも一喜一憂しながら、授業を進めていました。

講師ができることは限られており、結局は学生の頑張りにかかっているのですが、
計画が良い方向に成長して行く様子を見るのは本当に楽しい時間でした。

他の先生方とも話していたのですが、優秀な作品を作り上げる学生は
〇まずは素直にアドバイスを聴く
〇アドバイスを鵜呑みにするだけでなく、自分なりに理解し、解釈する
〇毎週のエスキスに検討したものをしっかりと持ってくる
ということを積み重ねている学生だと感じました。

それぞれの学生が、様々な経験を経て建築の勉強を始めたのだと思いますが、
「建築って楽しい!」という目をした、
自分のやりたい道を見つけた若者と対話するのは
建築を仕事としているものとして、責任を感じつつも充実した時間となりました。


このような機会を与えてもらえて、本当に感謝しています!

新しい計画 ちぐらハウス

2024.7.22
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新しい計画の紹介です。

ご夫婦にお話を伺う中で、

〇家族がそれぞれ心地よい居場所、お気に入りのスペースが見つけられる。

〇日当たりが良く、少し開放的なリビングが欲しい。

〇猫が一生家の中でも飽きない家。

という言葉が印象的でした。

開放感を感じながらも、時には籠り感のある場所で過ごしたり、
周囲からの視線や、猫君たちの脱走の心配を気にしないで 庭の緑や外の空気が楽しめるいえになればと考え 「ちぐらハウス」と名前をつけました。

「ちぐら」はもともと、藁で編んだ赤ん坊用のゆりかごのことです。
猫用の「猫ちぐら」も親しまれていますが、 包まれるような安心感が魅力なのだと思います。

開放感を感じながらも、守られているような 心地よさを感じられるお家になればと考えました!

碁盤斬り

2024.7.15
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少し前のことになりますが、
「碁盤斬り」という映画を観に行きました。

 主演は草彅剛さん。
身に覚えのない罪を着せられ、
一人娘と浪人暮らしをしている武士のお話です。

この映画、「柳田格之進」という落語の話をベースにしています。
以前から落語が好きで、CDでいろんな噺を聴いていますが、
「柳田格之進」は私が大好きな噺の一つでした。

生真面目すぎて、いろいろと上手くいかない柳田格之進。
囲碁を通じで豪商の主人、源兵衛と信頼関係が築かれていき
話が展開していく人情噺です。

映画は白黒の映像に雰囲気、迫力があり、とても良かったです!

もし映画を観に行かれる方は、是非古今亭志ん朝さんの
「柳田格之進」で予習してから見に行くことをお勧めします!

コニワハウス 職人さんたち

2024.7.11
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コニワハウスの現場です。

内部は断熱工事が進められています。
壁の断熱材はグラスウール、屋根はセルロースファイバーになります。


この日は大工さん3人に加え様々な職人さんたちが作業を進めていました。


屋根や軒先のガルバリウム鋼板の施工を行う板金職人さん。


屋根のガルバリウム鋼板もかなり進んできました。


写真左はペレットストーブ業者さん。
煙突の孔あけ位置の確認、スリーブ確保に来ました。
写真右側は電気業者さん。
内部配線工事を進めています。

ちなみに写真中央、玄関先で熱心に図面を眺めているのは小林棟梁です。
10時の休憩時間中にもしっかり確認してくれていて感謝です!

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