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BLOGブログ

kubomiハウス現場です。

2023.8.21
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kubomiハウスの現場です。

外部はモルタル下地が施されました。
この上に漆喰を仕上げていきますが、
この状態もなかなかいい感じです!

2階の壁下地となるボードが張られてきました。
大工さんが小上がりの段差を利用して、図面確認中です。

この日は、建て主さんも現場に来てくれました。
小上がりはキッチンの横にあるので、キッチンで作業中のご夫婦と
お子さんのコミュニケーションの場ともなりそうです。


掘り炬燵式のデスクスペース。

3畳の小上がりスペースの天井は三角の形状で、籠り感を感じられます。



小上がりの下は、引き出し式の収納スペースを確保。

次回現場訪問時には、天井に杉板が張られている予定です。

10年目のミズニワハウス

2023.8.18
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今年の9月で完成から10年になるミズニワハウス。

相羽建設さんの動画撮影があり、久しぶりにお邪魔しました。

木ルーバー塀も味が出てきています!

ミズニワハウスは相羽建設で働く遠藤さんのお家です。

計画時に遠藤さんは家づくりで実現したいこととして
薪ストーブや石張りの浴室、大きなダイニングテーブルなどのお話をされていました。

そして極めつけは・・・

ミズニワです!

打ち合わせの中で「庭に水盤をつくりたいんです!」と
遠藤さんが思いを打ち明けた時には、
遠藤さんの奥さんと私の二人で「えっ?水盤?!」と固まってしまいました(笑)。
はじめは冗談かと思いましたが、こうして実現しました!

撮影は相羽建設の広報、伊藤さんと吉川さんが的確に指示を出していただいて
気持ちよく進んで行きました。

遠藤さんと計画時のことを話したり、
これまで10年のご家族の様子などを伺いながら撮影を進める時間は
設計者として得難い貴重な時間となりました。

ミズニワに足を浸す遠藤さん!

印象深かったのは、
「薪ストーブの準備をするとき、家族の冬支度をしている感じがするんです。」
という言葉。

薪ストーブを含めて、庭の緑の変化や空の変化など、
季節の変化を感じられる家はやはりいいな、と強く思いました。

また家族で過ごした10年間を、本当に大事な時間だったと話されていて、
改めてこのお家を設計できたことを嬉しく思いました。

動画は相羽建設さんのYouTubeページで、9月上旬から中旬に公開される予定です!

相羽建設YouTubeページ

山歩き 上高地 涸沢カール!

2023.8.12
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山歩き。
夫婦で上高地へ行きました。

自宅を朝3時半に出発。
中央自動車道、長野自動車道をひた走り
約3時間で上高地の玄関口となる「さわんどバスターミナル」へ。
そこからバスで20分、大正池でバスを降りました。

いきなりこの景色!
大正池に映る焼岳です。
どうしていままで上高地を訪れなかったのだろうと思いました。

しばらく歩いていくと、北アルプスの山々が眺められます!
ごつごつした岩山が切り立った山並みは迫力あります。

1時間ほど平坦な樹林地を歩きます。


途中田代湿原など見どころもあります。

ご存じ河童橋から眺める穂高連峰。

梓川の透明度の高い流れとあいまって、
ヨーロッパの山岳に来たようです。
(行ったことはないですが(笑))

今日の目的地、徳澤園に向けて進みます。

途中帝国ホテルをちらっと見学。

開業90年だそうです。
建物の中も少し見学させてもらいましたが、力強さと上品さが感じられる建物でした。

大正池から約3時間。
本日宿泊する徳澤園に到着!


井上靖さんの小説「氷壁」の舞台ともなっている徳澤。
上高地に来る前に読もう!と考え小説を手に取りました。
前穂高岳をクライミング中に、ナイロン製のザイル(ロープ)が切れて
登山家の方が亡くなった実話をベースに書かれた小説です。
600ページ以上ありましたが、内容にぐいぐい引き込まれて行きました。

途中途中で上高地、徳澤の描写もあり、歩きながら
少しだけ聖地巡礼?!気分でした。

そんな「氷壁」の過酷な登山とは正反対の豪華な夕食。
美味しかったです。
軟弱山歩きの我々夫婦(笑)にはぴったりです。

翌日は朝5時半からスタート。

1時間程度歩いて、槍ヶ岳など登山の分岐点となる横尾というところで朝ご飯。
徳澤園で朝ご飯のお弁当を用意してくれます。

日本最大の岩壁といわれる屏風岩を眺めながら歩いていきます。

本谷橋という吊端を超えるといよいよ急な登りがはじまります。
橋を渡ったところが休憩所になっていて、川音を聴きながらしばし休憩。
川の水は驚くほど冷たく、汗ばんだ顔を洗うと気分一新!

急登ですが、道はしっかり整備されています。

落石注意の岩場。

でもここからの眺めは最高です。

しばらく歩くと「Sガレ」と呼ばれる休憩地点に到着。
そこからちらっと目的地の涸沢カールが眺められます。
今回上高地を訪れる前に、参考にいろいろ動画を見たのですが
「涸沢カールが見えてからが、なかなかつかない!」
と動画の中で言っていたのを思い出しました。
ここからの登りもきつかったです。

そして涸沢カールにある二つの山小屋の一つ、涸沢ヒュッテに到着!
建築家、吉阪隆正さんが新館建設から関わった山小屋。

写真右側の岩が積まれているところは、
自然石を鉄製のワイヤーで覆い、擁壁をつくって雪崩対策が施されています。

さらに冬季の雪崩対策として、こちらの建物は半地下のような構造になっています。
建物の上は展望デッキ。

展望デッキでしばし休憩。

生ビールもいただけます!

カール越しに見える建物が涸沢小屋。

雄大な自然に抱かれている感じです。

逆に涸沢小屋から涸沢ヒュッテを眺めると、このような感じです。
いくつかカラフルなテントが張られているところがテント場です。
紅葉のシーズンにはこのテント場が、テントで埋め尽くされるそうです。

この日は涸沢カールで1時間程度過ごして下山しました。
次回は涸沢ヒュッテに泊まって、早朝、夕方、そして青空の涸沢カールを
味わってみたいです!

Laniハウス 現場です。

2023.8.10
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Laniハウスの現場です。

耐力壁をつくる補強工事が終わり、
現場では床のフローリング張り、壁の断熱材工事が進んでいます。

蒸し暑い中、大工の中山さんが杉のフローリングを張っていきます。
少しづつ部屋の輪郭が表れてくる感じです。

外壁にはグラスウールを施します。
壁厚分断熱材を入れた後に、気密シートを張っていきます。

電気、給排水、排気管などの施工も同時に進んでいます。
配管ルートは、既存の壁を開けてみて判断する部分もあり、
定例打合せで確認していきます。

切磋琢磨

2023.7.31
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明星大学建築学部で非常勤講師として勤めて今年で4年目となります。
担当している実習では、別荘や住宅など比較的小さな規模の建物を扱います。

約120人の学生を8人の教官で受け持つので、
毎週15人程度の学生と対話を重ねていきます。

学生の個性は様々で、とてもコンセプチュアルな案を考える生徒もいれば
暮らしに思いをはせ、地道に計画を進めていく生徒もいます。

毎回3時間半、ほぼ休みなく学生との対話を重ねる時間は
なかなか疲れますが、普段の仕事では味わえない楽しさもあります。

建築を始めたばかりの学生ですから、なかなか上手く案が進まないことが多いですが
時に驚くような素敵なアイデアを持ってきたりもして、わくわくすることもあります!

毎週毎週答えのない宿題を出されているようなもので
真剣に取り組めばその作業量は膨大です。

だからこそ4か月という短い期間で、本当に成長している!と感じます。

コロナも落ち着いて、以前に比べると学生同士が切磋琢磨している様子が伺えて
そんな姿を見ると本当に嬉しくなりました。

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