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なるほどディテールブログ

家族スペースのやわらかな仕切り(なるほどディテール。3章-08)

2017.9.5
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「なるほどディテール。」より、2か月ぶりの投稿です。

今回は家族のスペースについて。

リビングでリラックススペースとして
ソファを置くケースは多いと思います。
ただ部屋の真ん中に大きなソファがあると
邪魔になってしまうこともあります。

Bulatハウスでは、
リビング部分の床レベルを300㎜低くして、
その段差部分に背もたれのクッションを設え、
ソファいらずのリラックススペースをつくりました。

このように床面から1段掘り込んだスペースをラウンジピットと呼びます。
ここではテレビと本棚、そしてペレットストーブを配置して、
少しこもり感のあるスペースとしました。

「読んで楽しい家づくりの なるほどディテール。」オーム社
では、図面やスケッチをもちいて、詳しく解説しています。
共著者の徳田英和さんのアイデアもいろいろ面白いものがありますよ!
是非お手に取って見て下さい!

正方形ソファ(なるほどディテール。3章-07)

2017.7.10
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我が家を設計した時、部屋の間取りにあわせて、
長方形のものをL字型に配置するソファをつくりました。

住みはじめてから数年後、当初計画になかったピアノを
リビングスペースに置くことになりました。
試行錯誤した結果、L字型に置いていたソファを平行に配置することで、
ちょうど正方形のかたちになることに気づき、
以来我が家では正方形のソファとして利用しています。

ソファの上で足を延ばしたり、横になっての昼寝もしやすくて
これがなかなか快適。

リビングにソファを置いても、なぜかソファには座らず、
ソファを背もたれにして使ってしまうことはよくあると思います。

我が家の正方形のソファに座っていて、
足をおしりと同じ高さで延ばすことが楽なのだろうと感じました。

この経験を生かし、だんの間ハウスでは
当初から、ゆっくり足が延ばせる形状のソファを計画しました。


最近二人目のお子さんが生まれて、
時にはベビーベッドがわりにも使っているそうです。

 

家具はウラオモテを使う(なるほどディテール。3章-06) 

2017.6.27
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「読んで楽しい家づくりの なるほどディテール。」
より本日は「3章-06 家具はウラオモテを使う」
を紹介したいと思います。

空間を仕切るときに、通常は壁をつくりますね。
壁をつくらなくても、家具を置くことで
二つの空間を柔らかく仕切る方法もあります。

そしてその時に、家具を両側から使えるようにすると、
非常に便利です。

この写真はミズニワハウスです。
ダイニングとリビングが一つの空間に配置されていますが
その間を家具で少し仕切っています。

家具のダイニング側にはご家族の写真が飾ってあったり、
鍵や電話といった、日常生活で利用頻度の高い
実用的なものが置かれています。

こちらはリビングのソファ。
ここにもご家族の写真が飾られていますが、
その他に雑誌や本、簡単な遊び道具などが収納されています。

もう一つ別のお家を紹介します。
ネストハウスのキッチンとスタディスペースです。

キッチンからスタディスペース側を見ると
ちょうど家具で背中の部分が見えない感じになっています。
勉強や作業をしている時に、背中側が丸見えだとなんだか落ち着かないですよね。
ちなみにこの棚には、計画段階では電話や飾りの小物を置く予定でした。


スタディスペース側からみると
家具には本などがたくさん収納できるようになっています。

家具はウラオモテを上手に使うと、
(作る大工さんは少し大変なのですが・・・)
必要な場所に必要なものが片づけられて便利です。

スキップフロアで、斜めの関係 (なるほどディテール。3章-03)

2017.6.15
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少し間があいてしまいましたが、
「読んで楽しい家づくりの なるほどディテール。」
より本日は「3章-03 スキップフロアで、斜めの関係」
を紹介したいと思います。

Hidamariハウスは3世代の家族が同居するお家の計画でした。
1階のおじいさんの部屋と、2階の若い家族のスペースが
自然なかたちでつなぐ工夫を盛り込みたいと考えていました。

そこで1,2階で完全にセパレートするのではなく、
間に中2階を設け、そこに家族共有のライブラリースペースを
設けることにしました。


通常のプランの断面では、
このように1階と2階がわかれるかたちになります。


Hidamariハウスでは中2階にライブラリースペース(断面図左側)
を設けて、1,2階をつないでいます。


写真は相羽建設さんの「ainoha」vol.26 より

上下階を移動する時に、なにげなく顔を合わせて
声を掛け合うような場所になればと・・・。


2階ダイニングから
ライブラリースペースを見た写真

住みはじめて3年たったころ。
「中二階のつかず離れずの距離感は子育てするうえでも絶妙ですね。」
とのコメントが届いた時は、とても嬉しかったです。

ちなみに「ainoha」vol.26 は
以下のURLでPDF版を見ることができます。
Hidamariハウスの取材記事が掲載されています。
http://aibaeco.co.jp/ainoha/ainoha_026.pdf

リビングダイニングの斜めの関係(なるほどディテール。3章-01)

2017.5.24
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家はそこに住む家族の
いろんな気持ちを受けとめる存在でありたいといつも思っています。
毎日生活していると
調子のいい時もあれば、悪いときもあります。
家族と密にコミュニケーションをとりたいときもあれば
たまには独りになりたいときもあります。
その中間の気持ちもあるかもしれません。

限られた建物面積の中で
そんな家族同士の距離感をちょうどいい具合にしてくれる配置は
どんなかんじだろう・・・?

私がよく考えるのが「斜めの関係」です。

 

このプランのお家では、2階の家族のスペースに
テラスデッキと階段室の配置の仕方で
図面左のリビングと大きなテーブルのあるダイニングが
斜めの関係になっています。

この二つの空間を斜めに配置してやることで、家族
同士がお互い見え隠れするかたちとなり、気配は感じるけど
お互いが少し自由な気持ちで過ごせると感じています。

写真はネストハウスの畳リビングです。
オーディオ棚背面の階段室の壁と
写真左のテラスデッキの間からダイニングとキッチンが見えます。


ダイニング側からみるとこのような感じです。
こちらからは視線が届かない部分もあり
少し距離感が生まれます。

もっと独りになりたいときは・・・
個室に籠りましょっ!

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