荏田町の家 | しまだ設計室

洗面室は洗濯機・物干し・アイロンがけスペースの確保されたゆとりある家事スペースとしています。家事動線がコンパクトになり、他の空間はすっきりとさせて生活できるのです。またお風呂からの中庭、空の眺めも最高です！

２階は浴室・洗面室以外をロフトをもつワンルームの家族室としています。はじめは広々としたベッドルームとして、また将来は仕切った子供室として、自在に変化させて使える仕組みです。（ロフトはしばらくはお子さんの「遊びの城」となることでしょう！）

◯書庫
ご主人は建築家、奥さんは学校の先生、お子さんもこれから絵本や教科書が・・・。書庫にはそんな本たちがたくさん入ります。スタディスペースも併設してあるので、お家で少しお仕事をするときも、家族の気配を感じながら作業ができます。

◯キッチン
キッチンに立てば、中庭の緑の潤いを感じながら作業できます。またキッチンは、一階全体が見渡せ、玄関や2階への階段にも近い、この家の“かなめ”となる位置に配置されています。台所仕事をしながら来客の対応、洗濯などの他の家事もスムーズに行えます。

大きな木製建具を壁の中に引き込むと、外部のデッキ空間と内部が完全に一体化。アウトドアリビングに変身します！天気の良い休日の朝、テーブルと椅子をデッキに出して、木漏れ日を浴びながら朝食・・・なんてことが気軽にできます。

荏田町の家の住人Ａさんは大手設計事務所に勤める建築家。仕事が忙しいため、自宅をつくっていく上で共同設計のパートナーを探していました。そこで共通の知人の紹介で、私に白羽の矢（？）を立ててもらい、荏田町の家の計画がスタートしました。

まずＡさんが図面と模型で基本案をつくりました。Ｌ字型の平面形の建物が中庭を囲むプランでした。その案をベースにＡさんと二人、じっくり、本当にじっくりと打合せを重ねました。奥さんの新しいお家に描いたイメージや、お子さんが成長した時の家族の暮らし方についてもたくさん話をしました。