昨年まで非常勤講師を務めていた明星大学のインターンシップで、
今年も2週間学生を受け入れました。
1週目は建物の見学や、家づくりに関わる人たちに話を聴きに行きました。
まず相羽建設さんを訪れて、伊礼智さん、小泉誠さん設計のモデルハウスの見学や、
相羽の社員の方たちに話を聴いて、作り手である工務店についていろいろと話を伺いました。
その後しまだ設計室で設計した住宅を、2軒見学してもらいました。

1軒目に訪れたのは、コニワハウス。
昨年完成したお家です。

インターンの学生は1人でしたが、建築を勉強している
私の甥っ子と次男も一緒にお邪魔しました。
家づくりの経緯や住み始めてからの感想などいろいろとお話を伺いました。
設計段階から予定していた猫君2匹も迎え入れて、楽しく暮らされているご様子でした。
(この写真にも猫君が映っていますが、どこかわかりますでしょうか?!)

もう一つ設計の最初の段階から、ご主人が熱望していた
ソクラテスの胸像も、おかれていました!
なぜソクラテスの胸像を置きたかったのかという質問から、
哲学の話がはじまり、学生たちへのミニ授業(?!)となりました。
(とても面白いお話でした。)

2軒目はうつろいハウスにお邪魔しました。
まずは家の中を案内していただきました。

うつろいハウスも、猫君3匹が暮らしています。
完成して今年で8年目になりますが、
設計時のエピソードや、お子さんたちが成長した今の暮らしの様子などを伺いました。
ご夫婦とも映画好きで、映画の話になったり
お子さんの自由研究も兼ねた、裁判所の傍聴体験の話など、建築とは関係ないけれど
興味深い話題で盛り上がりました。
コニワハウス、うつろいハウスとも、建て主さんの脱線話が印象的でした(笑)!
脱線話にこそ、建て主さん家族の人間味が感じられて、
学生たちの心にも残ったのではないかと思います。
後半の1週間は設計課題に取り組んでもらいました。
プラン作成から図面、模型の制作と、普段の学校の課題に比べると
小規模だけど短時間でまとめるのは大変だったと思います。

インターン生の東出君の作品です!
エスキスを重ねて、どんどんプランがよくなって、
佇まいもプランもとても魅力的な家になりました。
周辺環境との関係もうまく解決していました。

住宅、建築への思いが感じられました。
2週間本当にお疲れ様でした。