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KAIT工房 KAIT広場

2024.8.17
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以前から見学して見たかった「KAIT工房 KAIT広場」に行きました。
この二つの施設は、神奈川工科大学のキャンパス内にあります。
設計は両施設とも石上純也さんという建築家です。


こちらがKAIT工房です。
外観は4面完全なガラス張り。
ガラスの箱が無造作に置かれたような形状です。

中に入ると、無数の鉄骨柱がランダムに並んでいます。
学生たちが実験、研究する場ですが、壁などの仕切りがなく
緩やかにエリアが使い分けられている感じが新鮮です。

天井からは自然光が入り、日中は照明なしでも程よく明るいです。
いわゆる「裏」になるような部屋や、天井裏などのスペースもないため
エアコンも床にドンと置いてある感じが、コンセプトが明快で良かったです!

こちらが「KAIT広場」です。
窪んだ地面は透水性舗装になっていて、その上に鉄板屋根が架かっています。

屋根の開口部に切り取られた空が、印象的です!

屋根を上から見るとこんな感じです。
構造がどうなっているのか、施工も困難そうでよく実現できたものだと思います。

普段私が設計している住宅とは、かなり違った方向性の建築ですが、
純粋に建築を見に行くのが好きなのと、
実際に様々な建築を体で感じることは、楽しいです。

事前予約制ですが、誰でも見学できる施設です。

 

5年経ちました。

2024.8.2
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明星大学の建築学部で非常勤講師を務めていましたが、
先日5年間の契約期間が終了しました。

私にとって初めての講師経験で、特に1年目はコロナ感染拡大の中での
スタートで、慣れないことばかりでしたが
私にとって本当に貴重な時間となりました。

学生への指導は試行錯誤で、建築への熱量も様々でしたが、
中には驚くほど熱心に取り組んで、素敵なアイデアを持ってくる学生もいました。

授業では前期4月~7月の4か月間で、3つの課題に取り組みます。
毎週15名程度の学生の計画にエスキス(設計の相談)を行いますが、
建物の設計を行うのがはじめてという学生がほとんどです。
毎週こちらも一喜一憂しながら、授業を進めていました。

講師ができることは限られており、結局は学生の頑張りにかかっているのですが、
計画が良い方向に成長して行く様子を見るのは本当に楽しい時間でした。

他の先生方とも話していたのですが、優秀な作品を作り上げる学生は
〇まずは素直にアドバイスを聴く
〇アドバイスを鵜呑みにするだけでなく、自分なりに理解し、解釈する
〇毎週のエスキスに検討したものをしっかりと持ってくる
ということを積み重ねている学生だと感じました。

それぞれの学生が、様々な経験を経て建築の勉強を始めたのだと思いますが、
「建築って楽しい!」という目をした、
自分のやりたい道を見つけた若者と対話するのは
建築を仕事としているものとして、責任を感じつつも充実した時間となりました。


このような機会を与えてもらえて、本当に感謝しています!

新しい計画 ちぐらハウス

2024.7.22
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新しい計画の紹介です。

ご夫婦にお話を伺う中で、

〇家族がそれぞれ心地よい居場所、お気に入りのスペースが見つけられる。

〇日当たりが良く、少し開放的なリビングが欲しい。

〇猫が一生家の中でも飽きない家。

という言葉が印象的でした。

開放感を感じながらも、時には籠り感のある場所で過ごしたり、
周囲からの視線や、猫君たちの脱走の心配を気にしないで 庭の緑や外の空気が楽しめるいえになればと考え 「ちぐらハウス」と名前をつけました。

「ちぐら」はもともと、藁で編んだ赤ん坊用のゆりかごのことです。
猫用の「猫ちぐら」も親しまれていますが、 包まれるような安心感が魅力なのだと思います。

開放感を感じながらも、守られているような 心地よさを感じられるお家になればと考えました!

碁盤斬り

2024.7.15
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少し前のことになりますが、
「碁盤斬り」という映画を観に行きました。

 主演は草彅剛さん。
身に覚えのない罪を着せられ、
一人娘と浪人暮らしをしている武士のお話です。

この映画、「柳田格之進」という落語の話をベースにしています。
以前から落語が好きで、CDでいろんな噺を聴いていますが、
「柳田格之進」は私が大好きな噺の一つでした。

生真面目すぎて、いろいろと上手くいかない柳田格之進。
囲碁を通じで豪商の主人、源兵衛と信頼関係が築かれていき
話が展開していく人情噺です。

映画は白黒の映像に雰囲気、迫力があり、とても良かったです!

もし映画を観に行かれる方は、是非古今亭志ん朝さんの
「柳田格之進」で予習してから見に行くことをお勧めします!

やどりハウスの現場です。

2024.7.9
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やどりハウス現場です。

解体工事が終わり、高橋棟梁が壁や床の下地作業を進めています。
あわせて電気配線工事も進められていますが、
既存の建物で、残すところと壊すところがあるため
配線ルートの見極め重要になります。



監督さん、大工さんを中心に、作業の段取りを考えながら
コツコツと進めています。


こちらはもともと浴室だったところがクローゼットになりますが、
床、壁の下地が進められていました。

新築とは異なり、ある程度解体してわかる部分もあるため、
いろいろと検討を加えながら進めていきます。

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