現場管理を進めていた、ろじにわハウスが完成しました。
施工:相羽建設
外構植栽:ワイルドグリーン
週末に開催させていただいた見学会は、
1時間2組の予約制で行いました。
ほぼ満席の26組の方に見ていただくことができました。
時間を区切っての予約制でなかったころの見学会に比べて、
1組1組の方と密度濃くお話しすることができた印象です。
時間を区切った方法だと、初めての方たちともたくさん
お話しできるところが良いと感じました。
人に説明することで、この建物に対する考え方が整理されたり、
参加者の方からの質問や感想から気づかされることがたくさんありました。
写真のサボテンを飾っているスペースは、
ひな人形を飾ることができるスペースを作って欲しいという
建て主さん家族からのご要望からできたものです。
最初の提案には盛り込んでいなかったので、
なかなか良い場所が見つからなかったのですが、
あるとき階段室の上部スペースを利用した大きなニッチ棚にすることを思いつきました。
参加者の何人かの方が、
「この飾り棚がとても効いてますね!」
「この空間の拠り所になるようなスペースですね。」
との感想をいただきました。
建て主さんの要望から、思わぬ魅力が生まれてくるのは
とても嬉しいことで、設計者としても発見があります。
凹凸のあるプランは、奥行き感がでるところが魅力です。
また家族がお互い見え隠れするかたちになって
その時の気分に沿った距離感をつくることができます。
最近、しまだ設計室で取り入れることが多い、
ほぼ正方形ソファです。
背中がしっかりと壁になっているので、
こもり感があって落ち着きます。
建設工事に様々なハードルがあるときですが、
無事お引き渡しでき良かったです!
相羽建設の方たちに本当に感謝です。
設計者にはいろいろなタイプがあるかと思いますが、
しまだ設計室は、建て主さんとの対話の中で刺激を受けて
より魅力的な場をつくっていくタイプだと改めて感じました。
建て主さんには、見学会の貴重な機会を与えていただき
感謝しています。
これから引越しをされて、暮らしがはじまって
ふと気が付けば
「自分たちの家だな!」としっくりくる日が来ると思います。
そんな日が楽しみですね。