ツナガリハウス
- 2022.8.12
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Bulat ハウス 10年点検に立ち会いました。
Bulat ハウスは私の兄家族の家です。
施工はコア建築工房さん。
植栽がかなり大きく育ちました。
コア建築工房の大谷さんが外部から
見て回っていきます。
中ではもう一人の方が床下にもぐって点検中。
外部の木板張りで、日のあたりが強い部分が
メンテナンスが必要な状態でした。
色褪せた部分は塗装を行い、
板が割れたり反りが強い部分は張替を行います。
夜は4人いる姪っ子甥っ子たちと過ごしました。
みな成長して、いろいろ頑張っていて、就職活動の話や、大学で学んでいる建築の話など
少し前にはできなかった話題が楽しい時間でした!
翌日は岡山へお墓参りへ。
この地域は赤い瓦屋根が多く
お寺も青空に映える赤い屋根です。
子どものころは毎年家族でお墓参りに来て、
川で泳いで魚を取ったり、
夜は田舎のお祭りに行ったりと、
私の原風景の一つにもなっている懐かしい場所です。
現場の進捗紹介です。
まずはsanpoハウス
1階です。
東側に大きな窓があり、庭とつながります。
工事は壁の断熱(高性能グラスウール24k、厚み120㎜)床張りが進んでいます。
駐輪スペース、玄関、南側の窓とL字型につながってくる
木製の庇です!
次にgu pa ハウス
玄関引き戸上の庇の板金工事が進められていました。
工事終了直後に雨になりぎりぎりセーフ。
「日頃の行いがいいから・・・」と職人さん(笑)。
2階の杉フローリング工事が進みます。
いちいち図面を広げるのが手間だから、と阿川棟梁の工夫で
図面を壁に張っていました。
「島田さんの仕事は手間がかかって大変だけど、作業していて楽しいです。」
と言ってもらえて、ほっとしました。
Sans couture ハウス
アパート4室の計画です。
仕上げ工事が進んでいます。
猫好きのオーナーさんが、「住人の方も猫が飼いやすいように」
と床は掃除のしやすいタイル調のシートです。
建て主さんとサンプルを見ながら、仕上げの色や質感の組み合わせを選んできましたが
とても良い雰囲気になってきたと感じました!
4つめはbunchハウスです。
壁は薩摩中霧島壁仕上げ、天井はアースウォールという珪藻土紙クロスです。
写真の右奥はペレットストーブの炎が楽しめるちょい籠り空間。
2階には個室が3つありますが、
それぞれ雰囲気が異なります。
外構工事ももうすぐ始まります!
建て主さんのご厚意で、9月17日(土)18日(日)に
相羽建設さんと共同で見学会を開催させていただく予定です。
詳しくは後日お知らせしたいと思います!
明星大学建築学部で非常勤講師を務めるようになって3年目です。
今年の前期は1年生の「造形デザイン実習」と
2年生の「建築設計製図1」という授業を受け持ちました。
「造形デザイン実習」はデッサン、色彩構成、立体制作と
デザインの基本を手を動かしながら学ぶ授業です。
これまで専門的なデザイン教育を受けていない学生がほとんどですが、
毎週のように出てくる課題に、睡眠時間を削り取り組んでいるようです。
中には驚くほど素晴らしい作品もあり、感心させられます。
「建築設計製図1」は、学生が初めて自分で建築のプランを考える授業です。
前期の期間に3つの住宅課題に取り組みます。
住宅はまさに自分が日々取り組んでいるテーマですから、
実務的な視点で見すぎず、
学生が描いた「建築のアイデアのもと」がかたちにできるよう
アドバイスしています。
学生には実務を知らないが故の自由な発想があり、
大げさではなく、本当に刺激を受けます。
昨日「建築設計製図1」の今期の最終授業でした。
授業後に、優秀作品に選ばれた中の3人の学生が
自分たちの模型を囲みながら、他の先生たちと作品について
あれやこれやと話しているシーンが印象的でした。
こういう経験を通して、
何人かの学生は自分の道を見つけていくのだと思います。
次男も大学に通うようになり、
家族4人で昼ご飯を食べる機会がめっきり減りました。
先日珍しく4人がそろったので、
わが家の定番ランチ?!バケットのオープンサンドを用意しました。
南東角の窓を開け放って卓袱台を配置。
デッキには簾をかけて夏仕様です!
レタス、トマト、玉ねぎ、アボガド、ハムと好きな具材を
それぞれがバケットにのせていただきます。
パン工房ティアラのバケットは本当においしいです。
話は変わりますが、
3年前から大学時代の知人から声をかけていただき
明星大学で非常勤講師をしています。
前期のみですが
1年生の造形の授業と2年生の設計の授業を受け持っています。
その中で「光」をテーマにした空間を立体でつくるという課題があります。
「光」について担当の6人の教員がそれぞれミニレクチャーを行うのですが、
私は谷崎潤一郎の「陰翳礼賛」を紹介しました。
谷崎によると
「日本の座敷の美は陰翳の濃淡に依って生まれている」
そうです。
先日早朝階段をのぼっていると・・・
朝の淡い光が壁を伝って、アナベルの花を浮かび上がらせていました。
カヅノキハウスの「陰翳礼賛」かな(笑)と感じました。
ふとした時に光や陰の美しさがさりげなく感じられる
そんな家を設計していきたいです。