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BLOGブログ

太陽と森とハウス 現場です

2022.12.14
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太陽と森とハウス 現場です。

玄関扉と庇が付きました。
玄関扉はユダ木工の木製開き戸です。

屋根工事も進んでいます。
ちょうどガルバリウム鋼板葺き作業が行われていました。

内部は電気配線工事、
給排水の配管工事が進められています。
2階は床を張り始めていました。
スギの無垢フローリングです。
すぐに養生がかけられて見えなくなってしまいます。

吹き抜けを見上げたところ。

2階から見下ろしたところです。

小さな吹き抜けですが、窓には森の緑が映り、
薪ストーブの煙突が設置されて、
印象的な吹き抜けになると思います!

新しい計画 Laniハウス

2022.12.11
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新しい計画の紹介です。

敷地は公園に隣接する斜面地で、
公園の緑と空の広がりが素晴らしい敷地です。
築年数約40年のお家のリノベーションになります。

建て主さんご夫婦にお話を伺う中で
「窓からの景色をながめ、ゆっくり過ごしたい。」
「ご主人は本を読んだり文章を書いたりして過ごしたい。」
「奥さまはフラダンス、ガーデニング、シャドウボックスの制作
やミシンを使った縫物など趣味を楽しみたい。」
というご要望が印象に残りました。

お二人とも家で過ごす時間を大切にされていて、
設計者としては、嬉しいご要望でした。

趣味や仕事に熱中する傍ら、
ふとした時に顔を上げて、 公園の森の上に広がる空を眺める・・・。
季節や時間によって、刻々と変化する 空の様子を
感じながら過ごせるような そんなお家になればと
「Laniハウス」と名前をつけました。

「Lani」はハワイの言葉で「空」を意味します。
穏やかな気持ちで、 空に包まれ暮らすような・・・
そのようなイメージを考えました。

これから詳細に建物内部の調査を行って、
空や緑を感じながら、趣味やお仕事に没頭できる、
心地よい居場所を提案していきたいと思います!

sanpoハウス お引き渡し

2022.12.7
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設計監理を進めて来ていた
sanpoハウスが完成し、お引き渡しを行いました。
施工は相羽建設さん。

sanpoハウスは建て主さんがとても熱心で、
私にとっても新しい試みもたくさんあり
刺激的で楽しい仕事となりました。
キッチンカウンターの花崗岩を関ケ原に一緒に見に行ったのも
建て主さんの強い思いがあったからで、良い経験をさせていただきました!

見学会の時に家具を配置して写真を撮影しました。
私がiphoneで撮影したものですが、少し紹介させていただきます。

キッチンからダイニング越しに庭を眺めます。
これから植栽工事が行われます。

キッチンとリビング。

たためる椅子が2脚置いてある場所には、
建て主さんが現在使っているソファが入ります。
ダイニングとの間に腰より少し高いぐらいの壁をつくって
籠り感が感じられるようにしています。

植栽が入るのが楽しみです。

キッチンです。

1枚物の花崗岩を使ったカウンターは見学会でもみなさん興味津々でした。

カウンターで食事やお酒も楽しめますね!

ご主人のワークルームです。
室内の壁や扉にも断熱材を入れて、軽防音仕様としています。

街の中の小路をイメージした2階の廊下です。
家の中でも散歩気分が味わえるかな・・・と考えました。

洗面カウンターと室内干しスペースのある家事室は
日当たりの良い南側に配置しました。

こちらの照明も散歩気分を考えて
外灯で使いそうなデザインのものを選びました。

脱衣室にも収納たっぷりです。

お子さんの部屋は空色の塗装です。
今回壁と天井の塗装は、全て建て主さんご夫婦が施工しました。
驚きのきれいな仕上がりで、見学会に訪れた方々も
本当に驚かれていました。

そして色の選択が本当に素敵です!

寝室の壁は少し色味のあるグレー。
この色も落ち着いていいですね。

植栽工事が完成しましたら
また紹介させていただきたいと思います。

輪島・金沢の旅 ~漆器編~

2022.12.2
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輪島、金沢を訪れました。

盛りだくさんな旅だったので、
漆器編、建物編、名所編にわけて紹介したいと思います。

まずは漆器編から。

普段使いの漆器を紹介するスペースたかもりに勤める井上牧子さんの紹介で、
輪島で活動している作家さんの工房をめぐりました。

まずは輪島キリモトの桐本泰一さん。

オープン間もない輪島工房漆のスタジオです。
輪島キリモトの作品がずらりと展示されています。

桐本泰一さんは200年以上「木と漆」の仕事に携わってきた桐本家の7代目。
実は私の大学の先輩でもあり、大学時代はプロダクトデザインを学ばれていました。

昔ながらの漆の技法を活かして、器だけでなく、テーブルや建築仕上げ、アート作品にも
漆を使って、精力的に創作活動をされています。
そのセンスとパワーには圧倒されます!

見た目の美しさ、質感の良さに加えて、強度、耐久性にも優れた漆。
私も是非使ってみたいと感じました。

スタジオには大きなモニターがあり、
高画質のカメラで遠隔地へのプレゼンテーションが可能な設備が備え付けてあります。
新しい試みをどんどん実践されています。

工房も見学させていただきました。
写真はスプーンの木地を作成しているところです。

専用のこんなカンナを使って、
ひとつひとつ削っていきます。

このような地道な作業を大切にしつつ、泰一さんが新しい試みを実践して
輪島キリモトの魅力になっていると感じました。

次にお邪魔させていただいたのは、
塗師(ぬし)の福田敏雄さんの工房です。

福田さんの器は、漆の質感に独特の深みがあって
ついつい手に取ってしまう魅力があると感じています。

わが家にも福田さんの器がたくさんあります!
めし椀、汁椀、どんぶり・・・。
わが家の息子たちは福田さんの器と共に育ってきました。

福田さんは以前にもスペースたかもりでお会いして、
お話ししたことはありましたが、
じっくりお話を伺ったのは今回が初めてでした。

まずお家に入ると、畳の部屋に響く
素敵な女性ジャズボーカルの音楽が印象的でした。


(このCDが流れていました。東京に戻ってから買ってしまいました(笑))

その後「コーヒー飲む?」と気さくに語り掛けて下さって、
奥のキッチンから手挽きのコーヒーミルの音が・・・。

漆の塗師になったきっかけや、
器の制作に対する思いを聴かせていただきました。
福田さんは若いころに、漆の下地職人として修業を積んでいく中で、
本当に自分がいいと思うものをつくりたいと思い独立したそうです。

毎日使っていて使いやすく丈夫な器を、手の届く価格て提供したいと
考えられているようで、良い意味で「普通の器づくり」を目指されていると感じました。
私は普段住宅を設計していますが、
本当に共感することがたくさんありました。

一緒に訪れた妻と二人で、ますます福田さんのファンになりました。

翌日訪れたのが、土田和茂さんの工房。

輪島市内から少し離れたところに、
素敵な佇まいの古民家が・・・。

工房の窓からは裏山の緑がいい感じに眺められます。
海に近い地域なので、冬場は風が強く大変、とのことでした。
そのような環境で製作に打ち込む姿は、憧れますね。

土田さんはもともと眼鏡が好きで、眼鏡関係の会社に勤めていたそうです。
その後漆に惹かれ、弟子入りをして修行後に独立されたそうです。

土田さんにお話を伺っていて、
漆の質感へのこだわりが本当に強く、
いろいろと試行錯誤されている様子が印象的でした。

「漆は塗り終わって乾く前が一番美しいと感じることがあるんです。」
とおっしゃっていて、
透明感やツヤ感などまだまだ追求されている様子でした。

奥様はもともとギャラリーに勤められていたそうです。
器制作の作業も手伝う作り手でありながら、
「使い手としての視点を大切に、漆の器を提供していきたい。」
と話されていました。

そんな土田さんの個展が12月に東京で開催されます。

12月18日(日)は土田さんが材廊されるようです。

最後になりましたが、
一冊の本を紹介させていただきます。

私が普段使いの漆の器を使うきっかけとなった
スペースたかもりの髙森寛子さんの著書です。

「85歳現役、暮らしの中心は台所」

髙森さんの台所を中心とした暮らしの工夫が紹介されています。
髙森さんのお付き合いのある漆作家さんとその器も紹介されていて、
桐本さんや福田さんのことも書かれています。

髙森さんはもとは雑誌の編集者をされていて、
その後日本の伝統的な生活道具、
工芸品の取材と執筆をされていたそうです。

文章も写真もとても素敵で、
おすすめの一冊です!

(ちなみに、キッチンリフォームの話の中で、
以前に見学会に来ていただいたお家のキッチンが
参考になったと私の名前を紹介して下さっています!)

それと今回作家さんを紹介してくれた
スペースたかもりの井上牧子さんが
インスタグラムでご自分の「漆日記」を紹介しています。

@inoue_makiko • Instagram写真と動画

漆の器の普段使いの様子が伺えます。
こちらも是非フォローしてみて下さい!

太陽と森とハウス 木構造金物検査

2022.11.30
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太陽と森とハウス
木構造金物検査を行いました。

いつものように、構造設計と構造計算をお願いしている
H&A構造研究所の東條氏に確認してもらいます。

現場はサッシが取り付けられ、
室内と外部の関係がわかるようになってきました。
吹き抜けの大きな開口からは、
森の緑が眺められます!

こちらは2階寝室です。
障子を開けると、吹き抜け越しに森が現れます。

図面や模型で検討を重ねてきたことが
現場でどのようになっているかを体感するのは
設計者としてわくわくする瞬間です!

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