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レイヤードハウス 1年点検

2023.3.31
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レイヤードハウスの1年点検に、
相羽建設の橋詰監督と訪れました。

このエントランスの雰囲気が私は大好きなのですが、
建て主さんと橋詰監督も同じように思っているとのことで、
みなで自画自賛(笑)しました。

1年点検に来る前に、建て主さんから気になる点を伺っていました。
畳屋さん、建具屋さんにも来てもらって、微調整を行いました。

照明器具のLED電球の取り換え方や、換気口の掃除の仕方、木部のメンテナンスなど
建て主さんから質問を受けました。
全ての器具についての仕組みを把握はできていないため、
その場で部品の着脱を試してみたり、操作してみて確認しましたが
点検に立ち会うと、いつもいろいろなことを感じられます。

建て主さんの暮らしの様子も伺いましたが、
この時が設計者としては楽しく、貴重な時間だと感じます。
初めての冬も暖かく暮らせたとのことで良かったです!

庭もワイルドグリーンさんが何度かメンテナンスに入っていただいたようでした。

もうすぐ木々が芽吹いて、緑に包まれるのが楽しみですね!

 

 

 

 

輪島・金沢の旅 ~建物編~

2023.3.20
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昨年秋に訪れた輪島・金沢の旅。

昨年12月2日のブログで

「盛りだくさんな旅だったので、
漆器編、建物編、名所編にわけて紹介したいと思います。」

と書いたのですが、漆器編のみで止まってしまっていました。

そこで今回は建物編。
主に金沢の建物になりますが、まずは輪島市のこちらから。

黒島地区。国の重要伝統的建築物群保存地区。
日本海航路の海運業で栄えた地区です。
いい具合に風化した、板張りの建物群がつくりだすまちの雰囲気が魅力です!

文化財オンラインのサイトによると
「西は日本海に面し、砂浜から山裾に上る緩斜面に、街道に沿って南北に長く形成される。集落の成立は16世紀前半と伝え、江戸時代に入ると北前船の船主が現れ、日本海航路による海運業の発展を背景に集落は成長を遂げた。
保存地区は、北前船の船主や船員の居住地として発展した能登天領の集落であり、全盛期の頃の集落全域及びこれと関連する墓地等を含む。」
とのことです。

黒島地区の中に保存されている「旧角海家住宅」。
北前船主として隆盛し,明治後期からは漁業,金融業などを生業とした家になります。
内部見学もできます。

海から敷衍を引き上がて、修理などを行う建物。

こちらは望楼の間。

窓から海の様子を眺めるための部屋です。

北前船の模型も展示していました。

次は金沢市の建物を紹介します。
かなり駆け足だったので、建築好きの方にとっては
良く知っている建物になります。

金沢21世紀美術館。
妹島和世さんの設計です。

こちらはフロアプランです。(21世紀美術館HPより抜粋)
点在する箱型の展示室をガラスの幕がふわっと覆うような構成です。

通常美術館は周囲に対して閉鎖的になってしまう場合が多いですが、
この中間領域が美術館の内部と周囲の公園を緩やかにつないでいる感じでした。

展示室は若い人たちもたくさんいて、スマホやカメラで写真を撮って
楽しんでいる感じがとても良かったです!

こちらは金沢出身の仏教学者 鈴木大拙の記念館 「鈴木大拙館」。
設計は谷口吉生さんです。
谷口さん設計の建物は、丸亀市猪熊弦一郎美術館、豊田市美術館、東山魁夷美術館
東京国立博物館法隆寺宝物などたくさん見学しましたが、
建築の中を歩いていくときのシーン展開が素晴らしくて、静謐な空間ながら
わくわくする体験ができます。


そして最後は「谷口吉郎・吉生記念金沢建築館」。
設計は谷口吉生さん。

谷口吉生さんの父で建築家の谷口吉郎さんの住居跡地に建てられました。


 

館内には吉郎氏が設計した迎賓館赤坂離宮 和風別館「游心亭」の広間と茶室が再現されているコーナーもあり見ごたえがあります。

金沢は他にも行きたいところがあったので、またゆっくりと訪れたいです!

左官の技

2023.3.10
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太陽と森とハウス現場です。

現場は左官工事の真っ最中。

1階は壁も天井も薩摩中霧島壁仕上げです。

左官材料を壁に塗り付けた後、仕上げに刷毛を引いて
直線のパターンをつけます。

広い面積の場合これがなかなか大変だそうです。

左官職人の増田さん。
これまでもいろいろな現場でお世話になっています。

平行に刷毛を引くために、レーザーを当ててその線をガイドに
作業を進めていきます。
刷毛の力の入れ具合に集中しながら、まっすぐ手を動かしていきます。

2階の寝室は1階とは異なる、落ち着いた色調の薩摩中霧島壁仕上げです。
ぐっすり眠ることができそうですね。

洗面脱衣室です。
ガラスモザイクタイルと左官仕上げの取り合わせが
少しレトロな雰囲気を醸し出しています。

現場はこれから仕上げ工事、器具類の設置、外構工事と進んでいきます。
完成は4月末ですが、建て主さんのご厚意で見学会を
開催させていただくこととなりました。

以下の相羽建設さんのページから、予約できます。

太陽と森とハウス見学会

是非お越しください!

伏見漆工房訪問

2023.3.6
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わが家で愛用している漆塗りのカップやお箸をつくっている
伏見眞樹さんの工房「伏見漆工房」を訪問しました。

工房は自然豊かな葉山にあります。

昨年11月に輪島の漆工房を訪れた時に、いろいろと段取りしてくれた
井上牧子さんご夫婦と一緒に伺いました。
井上さんは、普段使いの漆器を紹介する「スペースたかもり」に勤めていて
漆関係の職人さんたちと広くつながっています。
(ちなみに井上さんは私の妻の前職同期、
ご主人は私の大学の同級生でもあります・・・。)

工房に入ると、まず伏見さんの作品達が迎えてくれます。

天井を見上げると、原材料となる竹のストックが、梁の上に保管してあります。

伏見さんといえば、竹に漆を施したカトラリーが素晴らしいです。
スプーンやナイフなど、カトラリーの型が並んでいます。

こちらは型をもとに加工されたスプーン。
強度のある竹の皮の部分を、口に入るスプーン縁と、手で持つ柄の部分に残しています。
伏見さんのお話を伺って、材料の特性を最大限活かすため、
試行錯誤の末たどりついた形だと感じました。
口に入ったときの感触や、手で持った時の感覚など改良を重ねて
今のかたちになったそうです。

「是非スプーンの感触を試してみて下さい!」と奥様。
伏見さんのスプーンでご馳走になりました。
金属のスプーンにはない、柔らかく滑らかな感触。
スプーンの素材や形状によって、味の感じ方も大きく変わります。

漆について実物を見ながら、お話も伺いました。

こんな素敵なケース入りの、竹のスプーンもありました!
ケースの開け閉めする感触も心地よさを感じるもので、
作り手の思いが伝わってきます。

最後に記念写真も撮らせていただきました。
右端が伏見さん、左端が井上牧子さん。
お昼ご飯を一緒にいただきながら、修業時代の話や、漆の工房を葉山に構えるに至った
経緯、奥様の山登りことなど伺って、あっというまの楽しい時間でした。

伏見さんの娘さんの晴日さん(写真右上)は漆塗りを施した
アクセサリーを製作されています。
本当に素敵な、物づくりご家族ですね。

伏見眞樹さんと伏見晴日さんの作品は、インスタグラムで紹介されています。
是非こちらもご覧ください。

伏見漆工房インスタグラム

伏見晴日さんインスタグラム

伏見漆工房動画

こちらは井上さんの漆日記。

井上牧子漆日記

そしてわが家は竹のスープスプーンとフォークを取り寄せたいと思っています!

「笑いの大学」 「人生クライマー」

2023.2.26
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最近ちょこちょこと
演劇や映画を観に行っています。

昨年12月の「ショーマストゴーオン」に続き
三谷幸喜さん作、演出の「笑いの大学」を観ました。

内野聖陽さんと瀬戸康史さんの二人芝居。

もともとは東京サンシャインボーイズのメンバー
近藤芳正さんが、同じくメンバーの西村雅彦さんとの二人芝居の脚本を
三谷幸喜さん依頼した作品だそうです。

戦争体制のなか、喜劇の脚本家と検閲官が、お互いの立場と思いを
ぶつけ合いながら話は進みます。

詳しい内容はかかないですが、本当に素晴らしい作品でした!
三谷さんの、笑いとじんわりくる感動のバランスが大好きです!!

映画の方で良かった作品は、
「人生クライマー」。
山野井泰史さんというクライマーのドキュメンタリーです。

目力がすごい・・・。
でも映像の中で見せる山野井さんの笑顔は素敵です。

以前に沢木耕太郎さんの「凍」(とう)というノンフィクション作品で
山野井泰史さんのことは知っていたのですが、
映像で観るのは初めてでした。

頂上から眺める山の景色が綺麗!
という作品では決してなく、
武骨で地道で、人間離れした山への思いと実行力が圧巻です。

この映画を観たのが、東青梅にある「シネマネコ」という映画館でした。

旧都立繊維試験場として使われていた、国登録有形文化財の木造建築物を
リノベーションされたものだそうです。

63席の小さな映画館です。
小屋組みをそのまま見せていたり

あえて漆喰をはがして、下地の木材を見せたりと、
とても良い感じにリノベーションされていました。

そして劇場内に設置されている椅子は
「新潟県十日町で閉館してしまった「十日町シネマパラダイス」というミニシアターで使用していた劇場用の椅子を、館長さんのご好意で譲渡して頂いたもの」
だそうです。 ※シネマネコHPより

ストーリーが感じられる、小さくて素敵な映画館でした。

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