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左官の技

2023.3.10
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太陽と森とハウス現場です。

現場は左官工事の真っ最中。

1階は壁も天井も薩摩中霧島壁仕上げです。

左官材料を壁に塗り付けた後、仕上げに刷毛を引いて
直線のパターンをつけます。

広い面積の場合これがなかなか大変だそうです。

左官職人の増田さん。
これまでもいろいろな現場でお世話になっています。

平行に刷毛を引くために、レーザーを当ててその線をガイドに
作業を進めていきます。
刷毛の力の入れ具合に集中しながら、まっすぐ手を動かしていきます。

2階の寝室は1階とは異なる、落ち着いた色調の薩摩中霧島壁仕上げです。
ぐっすり眠ることができそうですね。

洗面脱衣室です。
ガラスモザイクタイルと左官仕上げの取り合わせが
少しレトロな雰囲気を醸し出しています。

現場はこれから仕上げ工事、器具類の設置、外構工事と進んでいきます。
完成は4月末ですが、建て主さんのご厚意で見学会を
開催させていただくこととなりました。

以下の相羽建設さんのページから、予約できます。

太陽と森とハウス見学会

是非お越しください!

伏見漆工房訪問

2023.3.6
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わが家で愛用している漆塗りのカップやお箸をつくっている
伏見眞樹さんの工房「伏見漆工房」を訪問しました。

工房は自然豊かな葉山にあります。

昨年11月に輪島の漆工房を訪れた時に、いろいろと段取りしてくれた
井上牧子さんご夫婦と一緒に伺いました。
井上さんは、普段使いの漆器を紹介する「スペースたかもり」に勤めていて
漆関係の職人さんたちと広くつながっています。
(ちなみに井上さんは私の妻の前職同期、
ご主人は私の大学の同級生でもあります・・・。)

工房に入ると、まず伏見さんの作品達が迎えてくれます。

天井を見上げると、原材料となる竹のストックが、梁の上に保管してあります。

伏見さんといえば、竹に漆を施したカトラリーが素晴らしいです。
スプーンやナイフなど、カトラリーの型が並んでいます。

こちらは型をもとに加工されたスプーン。
強度のある竹の皮の部分を、口に入るスプーン縁と、手で持つ柄の部分に残しています。
伏見さんのお話を伺って、材料の特性を最大限活かすため、
試行錯誤の末たどりついた形だと感じました。
口に入ったときの感触や、手で持った時の感覚など改良を重ねて
今のかたちになったそうです。

「是非スプーンの感触を試してみて下さい!」と奥様。
伏見さんのスプーンでご馳走になりました。
金属のスプーンにはない、柔らかく滑らかな感触。
スプーンの素材や形状によって、味の感じ方も大きく変わります。

漆について実物を見ながら、お話も伺いました。

こんな素敵なケース入りの、竹のスプーンもありました!
ケースの開け閉めする感触も心地よさを感じるもので、
作り手の思いが伝わってきます。

最後に記念写真も撮らせていただきました。
右端が伏見さん、左端が井上牧子さん。
お昼ご飯を一緒にいただきながら、修業時代の話や、漆の工房を葉山に構えるに至った
経緯、奥様の山登りことなど伺って、あっというまの楽しい時間でした。

伏見さんの娘さんの晴日さん(写真右上)は漆塗りを施した
アクセサリーを製作されています。
本当に素敵な、物づくりご家族ですね。

伏見眞樹さんと伏見晴日さんの作品は、インスタグラムで紹介されています。
是非こちらもご覧ください。

伏見漆工房インスタグラム

伏見晴日さんインスタグラム

伏見漆工房動画

こちらは井上さんの漆日記。

井上牧子漆日記

そしてわが家は竹のスープスプーンとフォークを取り寄せたいと思っています!

「笑いの大学」 「人生クライマー」

2023.2.26
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最近ちょこちょこと
演劇や映画を観に行っています。

昨年12月の「ショーマストゴーオン」に続き
三谷幸喜さん作、演出の「笑いの大学」を観ました。

内野聖陽さんと瀬戸康史さんの二人芝居。

もともとは東京サンシャインボーイズのメンバー
近藤芳正さんが、同じくメンバーの西村雅彦さんとの二人芝居の脚本を
三谷幸喜さん依頼した作品だそうです。

戦争体制のなか、喜劇の脚本家と検閲官が、お互いの立場と思いを
ぶつけ合いながら話は進みます。

詳しい内容はかかないですが、本当に素晴らしい作品でした!
三谷さんの、笑いとじんわりくる感動のバランスが大好きです!!

映画の方で良かった作品は、
「人生クライマー」。
山野井泰史さんというクライマーのドキュメンタリーです。

目力がすごい・・・。
でも映像の中で見せる山野井さんの笑顔は素敵です。

以前に沢木耕太郎さんの「凍」(とう)というノンフィクション作品で
山野井泰史さんのことは知っていたのですが、
映像で観るのは初めてでした。

頂上から眺める山の景色が綺麗!
という作品では決してなく、
武骨で地道で、人間離れした山への思いと実行力が圧巻です。

この映画を観たのが、東青梅にある「シネマネコ」という映画館でした。

旧都立繊維試験場として使われていた、国登録有形文化財の木造建築物を
リノベーションされたものだそうです。

63席の小さな映画館です。
小屋組みをそのまま見せていたり

あえて漆喰をはがして、下地の木材を見せたりと、
とても良い感じにリノベーションされていました。

そして劇場内に設置されている椅子は
「新潟県十日町で閉館してしまった「十日町シネマパラダイス」というミニシアターで使用していた劇場用の椅子を、館長さんのご好意で譲渡して頂いたもの」
だそうです。 ※シネマネコHPより

ストーリーが感じられる、小さくて素敵な映画館でした。

太陽と森とハウス 現場です!

2023.2.22
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太陽と森とハウス 現場です。

外壁工事、家具工事が進んで、
徳武棟梁の工事がほぼ終わりました。

玄関を入ると、壁の向こう側が手洗いとトイレになっています。
八角形断面の手摺も設置されています。

玄関から一歩中に入ると、左側に森の眺められる窓
右側に南コーナーに開いた、太陽光を取り入れる窓が見えます。

吹き抜けを見上げると、森の上に青空が・・・。

南コーナーの窓近くには、おなじみの(?!)
「ほぼ正方形ソファ」の台が組まれています。
部屋の行き止まりの部分の、籠り感が私は好きです。

キッチンカウンターの柱は、角を丸く加工してもらいました。
触り心地いいです。

階段の窓。

洗面脱衣室の窓。

浴室の窓。

全て北東方向の窓です。
北方向の窓は薄暗い中に印象的な光が入って
壁をきれいに照らしてくれますね。

壁天井は建て主さんご要望のヒバです。
香りがとてもよいです!

ペレットストーブとハンドドリップコーヒー

2023.2.11
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東京でも雪が降りましたね。
小金井近辺では夕方から雨になり、
たくさん積もることはなくほっとしました。

昨日は一日中ペレットストーブをつけっぱなしでした。
暖かいです!

大学でカフェサークルに入り、コーヒーのハンドドリップに目覚めた?!
長男の影響もあり、ここのところ私もハンドドリップにはまっています。

これまでは電動のドリッパーを使っていたので、
ハンドドリップは手間がかかるため続かないかと思っていましたが、
やってみるとそこまで面倒ではありませんでした。

ハンドミル(コーヒー豆を挽く器械)とポットは、いろいろと調べて
タイムモアというコーヒー器具専門の中国メーカーのものを選びました。

デザインが好みだったことと、
youtubeで信頼できそうな方のサイトでお勧めしていたことで
決めました。

ハンドミルは見た目以上に重厚感があり
質感は昔の一眼レフカメラのレンズのようで
そんな手触りも含め楽しんでいます!

そして最も重要なコーヒーの味はというと、
手間のかかった分、美味しく感じる・・・かな(笑)?!

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