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切磋琢磨

2023.7.31
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明星大学建築学部で非常勤講師として勤めて今年で4年目となります。
担当している実習では、別荘や住宅など比較的小さな規模の建物を扱います。

約120人の学生を8人の教官で受け持つので、
毎週15人程度の学生と対話を重ねていきます。

学生の個性は様々で、とてもコンセプチュアルな案を考える生徒もいれば
暮らしに思いをはせ、地道に計画を進めていく生徒もいます。

毎回3時間半、ほぼ休みなく学生との対話を重ねる時間は
なかなか疲れますが、普段の仕事では味わえない楽しさもあります。

建築を始めたばかりの学生ですから、なかなか上手く案が進まないことが多いですが
時に驚くような素敵なアイデアを持ってきたりもして、わくわくすることもあります!

毎週毎週答えのない宿題を出されているようなもので
真剣に取り組めばその作業量は膨大です。

だからこそ4か月という短い期間で、本当に成長している!と感じます。

コロナも落ち着いて、以前に比べると学生同士が切磋琢磨している様子が伺えて
そんな姿を見ると本当に嬉しくなりました。

kubomiハウス上棟式

2023.7.23
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kubomiハウスの上棟式を行いました。

建物の角にお酒、お米、お塩をまいて清めます。

ここ最近は上棟式は顔合わせのみの場合が多かったですが、
今回は建て主さんがお食事を用意して下さって、
宴会となりました。

大工さんはもともと屋根工事の職人さんだったことや、
監督さんは実は大工志望だったことなど、
これまでの話や、今の仕事の様子など、
建て主さんといろいろ話をすることができました。

とても穏やかだけど、強いこだわりを持っている建て主さんご夫婦!
きっと良い家になると感じています。
完成まで丸清さんとともに、しっかり取り組んで行きます!

太陽と森とハウス 1階

2023.7.20
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太陽と森とハウス 1階の紹介です。

玄関です。
扉横の窓から光が差し込んで、壁にきれいなグラデーションをつくっています。
飾り棚の下には、鍵などちょっとしたものをおける棚を設けています。
床は豆砂利洗い出し仕上げです。

部屋の中に入ると、ダイニングテーブル越しに森の緑が目に入ります。

窓辺は吹き抜けになっていて、森の景観を大きく取り込んでいます。

吹き抜けの2階には開口部を設けて、上下階をつなげています。
家族の気配を感じられたり、冬は薪ストーブの暖気を2階に回すことができます。

ストーブの奥には、しまだ設計室名物(笑)ほぼ正方形ソファです。
ひなたぼっこしながら、テレビを見ながら、籠り感のある空間で
心行くまでリラックスできます。
1階にはこのほかにも居場所が設えてあります。

写真左側は奥様のスペース。
ミシンやパソコン作業などを行います。
背面に収納棚を設けて、多少散らかしたままでも気にならないようにしています。

写真右側は森を感じながら読書などできる、小さな居場所です。

座って左側に目をやると、丁度森を眺められます。
こちらも収納棚と壁の間に挟まれた、心地いい籠り感を感じられます。

こちらはキッチンになります。
背面の収納スペースも作り付けになっています。
そしてキッチンに立つと・・・



やはり森が眺められます!

太陽と森とハウス 外観写真

2023.7.16
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西川公朗カメラマンから、太陽と森とハウス、bunchハウスの
写真が届きました。

まずは太陽と森とハウスの写真から紹介させていただきます。
施工は相羽建設さんです。

今回は外観写真からです。

玄関側の外観です。
玄関正面に植栽を植えて、扉を開けると植栽が目に入る配置になっています。
通りからも丸見えにならないですね。

外壁は杉板にウッドロングエコという木材の腐朽を抑制する
塗料を施しています。

植栽が育っていけば、樹木のトンネルを抜けて玄関にアプローチする
かたちになると考えています。



建物の南東側には、東京都の保全林が広がります。


この森の景観を取り入れるため、吹き抜けに大きな窓を設けています。
煙突は薪ストーブのものです。

森の木々の様子や空の変化、薪ストーブの炎を楽しみながら
ゆっくりと過ごすような、
そんなお家になればと思っています。

次回は1階を紹介したいと思います。

ガウディとサグラダファミリア展

2023.7.13
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現在東京国立近代美術館で開催中の
「ガウディとサグラダファミリア展」に行ってきました。

アントニオガウディは1852年に生まれたスペインの建築家です。

1882年に起工式が行われてから140年以上も建設が進行中の
バルセロナのサグラダファミリア聖堂の建築家として有名です。

私も30年近く前、学生時代にサグラダファミリア聖堂を観に行きました。
当時はいつ完成するのかわからない、という感じでしたが
近年の技術の発達などもあり飛躍的に建設作業が進んでいるようです。

展覧会は中身が濃かったです!

全てを紹介することはもちろんできないのですが、
最も印象に残ってた点が、「ガウディの創造の源泉」
と題されたコーナーでした。

「歴史」「自然」「幾何学」をガウディが独自に解釈して
それらを創造の源泉として建築を考えていたことが良く理解できました。
ガウディというと天才建築家で、独創的な建物をつくるイメージですが、
決して個人的な感覚で建築をつくっていなかったのだと実感できます。

ガウディの没後100年にあたる2026年には、
建物の中心に位置して、最も高さのあるイエスの塔が完成予定だそうです。

展覧会は9月10日まで開催していますが、
平日の午前中でも少し込み合っていたので、
興味のある方は早めに訪れることをお勧めします!

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