名住宅見学
- 2012.10.21
- |BLOG
10月21日
住宅設計をする設計者として
最も大切な勉強法の一つに
いい住宅を体感することがあると思います。
ここのところ機会に恵まれいくつかの
すばらしい住宅を見学することができました。
まずは吉村順三さん設計の「自由が丘の家」
写真は見学会パンフレットより転載しています。
吹き抜けの南側を低く抑え
2面に開口部を設けたソファコーナーは
とても快適な空間でした。
築57年で傷んできているところも見られましたが
全体のプランニングや心地の良い場所づくりへの設計者思いが
説得力をもって伝わってきました。
次は吉田五十八さん設計の旧倉田邸
こちらも同じく築57年。
吉田五十八さんの設計した住宅で現存するものは
数少ないとのことですが、
自分の設計した住宅も、永く住み継がれて行ってほしいと強く感じます・・・
そしてお次は新しくなりますが
永田昌民さんのお家。
永田さんのご自宅と
相羽建設の社長さんのお宅の2軒を見学させてもらいました。
実はこの2軒のお家を見学するのは3回目ですが、
今回もやっぱり良かったです・・・。
天井高を抑えた、包み込まれるようなスケール感や
余分なものをそぎ落としながらも、優しさが共存する感じが心地いいです。
心地の良い空間について、
言葉で表現することは難しいので
やはり体感するのが一番。
お家づくりを考えていらっしゃる方は
見学会などの機会を見つけて
住宅を「感じる」経験をすることお勧めします!