外回り
- 2013.3.13
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南アルプスと富士山の絶景に抱かれた敷地。
大屋根の下には、雨や日差しを除ける広いデッキスペースをつくりました。東京から遊びに来たお子さんやお孫さん達が、ゆったりと自然を満喫できる空間です。
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南アルプスと富士山の絶景に抱かれた敷地。
大屋根の下には、雨や日差しを除ける広いデッキスペースをつくりました。東京から遊びに来たお子さんやお孫さん達が、ゆったりと自然を満喫できる空間です。
喜里ハウスの住み手Kさん夫妻は、長い間東京で暮らしてきました。
「自然の中での生活を楽しみたい。」
「孫達にふる里をつくってあげたい。」
そんなご夫妻の思いから計画はスタートしました。
2008年11月、私の自宅兼事務所(カヅノキハウスといいます。)のオープンハウスで、ある男性がじっくりと室内を眺め、「これはいいなあ・・・。」とつぶやいていました。自分の設計した家に共感を抱いてくれる、こんな人のお家が設計できたらそれは楽しいだろうと感じたことを覚えています。それがKさんご夫妻との出会いでした。
壁と天井を湿気に強いサワラ材で仕上げています。
プライバシー、防犯性を確保しながら、効果的な自然光を取り込むために、サワラの壁に自然光が印象的に照らす位置に、窓を配置しています。
地下からロフトまで、縦方向に空間がつながる階段室を利用し、トップライトからの自然光が下階に落ち、下階の空気がトップライトから排気されるよう、ロフトの床に樹脂グレーチングを敷いています。
地階子供室の南側には、ニシキテイカやツルニチソウといった蔓性の植物で、緑のサンクンガーデンを設けています。将来的に2人の子供で分割して使用する12畳の子供室は、対称形の平面プランです。
自然光が壁、天井を美しく照らす位置に開口部を設けて、朝の光に徐々に包まれながら目覚められる部屋としています。OMソーラーの空気は子供室の床下にも誘引しており、地下室特有のジメジメ感を解消してくれます。