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キッチンの見せない工夫 (なるほどディテール。2章-01)

2017.4.20
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キッチンの計画を進める中で
家族が集まるダイニングやリビングに向かって
オープンなキッチンを希望される建て主さんが多いです。

ただシンクのカウンターが丸見えになってしまうと
ダイニングから見て散らかっている感じがするとのことで
目隠しになるようなものを希望されることがあります。

ミズワハウスのキッチンカウンターです。
ダイニングから見ると衝立で手元が見えません。
もう少し近くで見ると

シンク側には洗い上げの調理器具などを置いて
ダイニング側にはちょっとした飾りを置くこともできます。
写真手前側には一部衝立がない部分も設けて、
配膳時にお皿やコップを置けるようにしています。

ちょっと余談ですが・・・
この衝立の素材はなんでしょうか?

実は鉄の錆仕上げです。
ミズニワハウスのダイニングテーブルを制作した家具職人
ラボラトリーの田中さんが自宅で使っているテーブルに
部分的に錆鉄を使っているのを見て
鉄の部分を作った作家さんを紹介してもらいました。

OZA METALSTUDIO(オザ・メタルスタジオ)の小沢さんです。
最初はこんな鉄の色でした。

そして錆を促進させるために
なんと、土の中に埋めました。
左がミズニワハウスの建て主さんで
相羽建設の遠藤さん。
右が小沢さん。
ラボラトリーさんの敷地に埋めさせてもらいました!

そして待つこと数か月。

掘り起しました。
いい色に錆びてます。

しばらくの間は少し錆がとれますが、
使っていくうちに表面の仕上げは安定するそうです。

この衝立はかなりアクロバティックな仕様(笑)ですので
もう少し一般的な手元を隠す方法も紹介します。

こちらはHugハウスのキッチンカウンターです。

カウンター側からの写真です。
手元を隠しつつ
コップや調味料なども置けるかたちにしています。

2階テラスも花が咲く

2017.4.19
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昨日今日と暑いくらいでしたね。

カヅノキハウスの2階テラスデッキには
毎年楽しみにしているモッコウバラの花が咲き始めています。

6年ほど前だったかと思いますが、
園芸屋さんでモッコウバラの苗を買ってきて庭に植えました。

誘引用のネットを2階まで設置して
2階の部屋からも緑と花を楽しめれば・・・
との思いでした。

春の数週間、これからが楽しみ時です!

玄関廻りの収納はたっぷりと(なるほどディテール。1章-06)

2017.4.18
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玄関は家の内と外の境界になり、人とものが出入りする場所。
そこには外部で使う多くのものを収納するスペースが必要になってきます。

ただ多くの家では、玄関は1坪ぐらいの大きさなので
限られたスペースの中でコンパクトに収納を確保する必要があると考えています。

これはカエデハウスの玄関。
姿見の左側の家具は下足棚です。
棚の一部分には扉を設けずオープンな棚にしています。
ちょっと花を飾ったり、鍵や宅配の印鑑を小さなかごか何かに入れて
置いておく場所としても重宝します。

姿見の右側の開き戸はクロークです。
クロークは目立たない場所に配置できれば
扉を設置しなくてもよいかもしれません。
冬はコートを取り出したりしまったり、
また子ども達も、夏は帽子、冬はマフラーや手袋を頻繁に出し入れするので
扉のないメリットもあるかと思います。

また玄関脇の外部空間を使って収納スペースを設けると
外で使う遊び道具、傘や掃除道具などを収納できて便利です。

カエデハウスの玄関脇には
雨には濡れないオープンなスペースを設けています。
建て主さんがいろいろ工夫をして
収納スペースとして活用しています。

「読んで楽しい家づくりの なるほどディテール。」オーム社
では、1帖程度のコンパクト玄関収納や、玄関と台所がつながったゆとりある玄関収納も
スケッチで紹介しています。

新緑につつまれて・・・。

2017.4.17
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新緑が気持ちのいい季節。

カヅノキハウスも新緑につつまれてきました。

カツラの丸い葉っぱ。

カヅノキハウスに住みはじめて
9回目の春ですが、
以前のアパート暮らしではあまり感じなかった季節の移り変わりを
家の中ですごしながら楽しんでいます。

玄関には木製引戸(なるほどディテール。1章-05)

2017.4.16
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街中の家を見てみると、
玄関の扉は既製品の開き戸が主流のようです。

玄関扉を木製の扉にするだけで、
グッと雰囲気がよくなると感じています。

そして開けた時に扉が邪魔にならない引戸はとても使い勝手がいいので
準防火地域などで法規制がかかってしまう場合以外は
玄関に引戸を採用することが多いです。

ヘッジロウハウスの玄関まわりです。
床の大谷石、壁のそとん壁の質感と
扉の木の質感の組み合わせがとても好きです。

こちらはミズニワハウスの玄関。
格子網戸です。

格子網戸を開けると
このような感じで納まります。

ただ引戸にも弱点があります。
それは気密性。

解決策の一つとして
扉の下にエアタイトを付ける場合もあります。

建具下部の突起が、扉が閉まると押されて・・・

エアタイトが飛び出します。

エアタイトの耐久性など少し不安な面もありますが、
これからもいろいろと試行錯誤を重ねていきます。

「読んで楽しい家づくりの なるほどディテール。」オーム社
では、図面やスケッチをもちいて、詳しく解説しています。
共著者の徳田さんのアイデアもいろいろ面白いものがありますよ!

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