秋の空
- 2017.11.24
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新しい計画の紹介です。
今回の建て主さんは
お母さまとお姉さまが散歩途中に
Hugハウスをみかけられて、
「このお家素敵!」と感じていただけたことがきっかけでした。
その後ホームページでしまだ設計室を知っていただき
見学会にもきていただきました。
こういう出会いは設計者として、とても嬉しいです!
その後息子さんから建て替えのご相談をいただきました。
そして建て主さんご家族とお話しするなかで
「風の通りぬける家がいい」
「音や視線など含め、プライバシーは確保したいです」
といった言葉が印象に残りました。
この二つの要望は、家を計画するにあたって
とても重要なことだと思います。
開放性と閉鎖性・・・
このバランスがなかなか難しくもあり
うまくいけばとても心地いい空間がつくりだせます。
今回の敷地は駅から近く便利な場所ですが、
その分少し周辺が建て込んだ環境だったため、
建物の配置や形状によって決まってくる
庭やアプローチといった「余白」部分の計画が
特に重要になると感じました。
西日や隣家の方の通行が気になる敷地の西側、北側は閉じ気味にして、
視線の抜けが確保できる南東方向に開くかたちを考えました。
南東角にできるだけ「余白」を確保し
緑や風、光を取り入れるための庭を配置しました。
その庭と通りをアプローチの「こみち」でつないぐことで、
室内からだけでなく、家から出かけるとき、家に帰って来たとき、
また通りを歩く人からも、「こみち」越しに庭の緑の気配が
感じられる家になれば素敵かな・・・と考え
「こみちハウス」という名前にしました。
どんなお家になって行くかな・・・。
建て主さんご家族とじっくり
作り上げていきたいと思います。