最近有名建築家の設計した建物で賑わっている群馬県。
次男が建築を学び始めたこともあり、
家族で群馬建築旅行へ行きました。
まず初めに訪れたのは
磯崎新さん設計の「Hara Museum ARC」
30年ほど前、学生の頃に車で何度か訪れたことのある
大好きな建物です。
いくつか増築されていたり、中庭に現代アート作品が設えられていたり
いろいろと変化がありました。
以前のかたちでは、カフェから草原のような広場がつながっていて
ロケーションが最高によかったのですが、
そのあたりのつながりが弱くなっていたのはちょっと残念でした。
お昼は人気のうどん屋さんとカレー屋さんがコラボした
カレーうどん屋さん「遊喜庵」へ。
キーマカレーとうどん、野菜もたっぷりのっていて美味しかったです!
伊香保温泉が近いので、少しだけ散策。
前橋の白井屋ホテルに向かいます。
途中で永山裕子さん設計の「JINS PARK 前橋」へ寄りました。
JINSは眼鏡のチェーン店ですが、ここにはパン屋さん、カフェが
同居しています!
そして今回の旅の最大の目的地「白井屋ホテル」藤本壮介さん設計です。
通り側からみるとこのような感じ。
2008年から営業を停止していた「白井屋旅館」をリノベーションした
建物になります。
白井屋ホテルは一部新築部分があります。
裏からもアクセスできますが、表とは一変このような緑化された
建物が現れます。
1階にはカフェやパン屋さん、上部にはサウナ小屋などが設けられています。
大胆に吹き抜けにした空間に、回廊や階段が張り巡らされています。
館内ホールや客室にはアート作品が点在。
アートのガイドツアーも行っています。
白井屋ホテルは単体の建物としても面白いですが、
前橋市が官民一体となって、「めぶく。」というワードをテーマに
まちの活性化を図っています。
その中心的な魅力施設としての存在感もあるように感じました。
白井屋ホテルの近くには、いくつか面白い建物が作られています。
まえばしガレリア(平田晃久さん設計)
カレー屋「月の鐘」(永山裕子さん設計)
GRASSA (中村竜二さん設計)
二日目は太田市に移動して、
太田市美術館・図書館(平田晃久さん設計)に行きました。
変幻自在の書架空間が魅力です。
屋上にも上がることができます。
お昼は高崎に移動して「凡味 そばきり」でいただきました。
とにかくそばの歯ごたえが最高でした。
われわれでこの日のお蕎麦がなくなったようで、
滑り込みセーフでした。
途中群馬音楽ホール (アントニンレーモンド設計)に立ち寄りました。
最近の建物には少ない、造形的な魅力、素材の力強さを感じます。
冨岡市役所(隈研吾さん設計)にもちらっと立ち寄って、
この旅のもう一つの目的地・・・
世界遺産 「富岡製糸場」を見学しました。
建築づけの二日間。
建築でお腹いっぱい(笑)になりました。