築80年の古民家は月日の流れの中で、
その時々にこの家に住んでいた人達によって、
住みやすいように、いろいろと手が加えられてきたようでした。
![改修前](https://kazunoki.com/cms/wp-content/uploads/2015/07/7f26c3ca0962df65d30f3568329a7e4d-627x425.jpg)
そしてふと周囲を見ると、
絵本の「ちいさいおうち」のように、
周辺は開発が進み高層マンションに囲まれています。
建て主の権田さんはここを手に入れて、
事務所兼ギャラリーとして活用することにしました。
![改修後](https://kazunoki.com/cms/wp-content/uploads/2015/07/72cb6a7e423eb8a4eef28e6923d273d71-637x425.jpg)
改修にあたっては、まずまちに開かれたつくりにすることを考えました。
既存のブロック塀は取り去り、
代わりに縁側と格子戸を建物と通りの間に設けました。
玄関の引き戸もアルミ製から、木製の古建具に代えました。
![内部](https://kazunoki.com/cms/wp-content/uploads/2015/07/71c997d56d47a175e4711cb764db3919-283x425.jpg)
内外仕上げも、建設当時の状態を推測して(あくまで推測ですが・・・。)
シンプルなかたちに戻しました。