5年経ちました。
- 2024.8.2
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明星大学の建築学部で非常勤講師を務めていましたが、
先日5年間の契約期間が終了しました。
私にとって初めての講師経験で、特に1年目はコロナ感染拡大の中での
スタートで、慣れないことばかりでしたが
私にとって本当に貴重な時間となりました。
学生への指導は試行錯誤で、建築への熱量も様々でしたが、
中には驚くほど熱心に取り組んで、素敵なアイデアを持ってくる学生もいました。
授業では前期4月~7月の4か月間で、3つの課題に取り組みます。
毎週15名程度の学生の計画にエスキス(設計の相談)を行いますが、
建物の設計を行うのがはじめてという学生がほとんどです。
毎週こちらも一喜一憂しながら、授業を進めていました。
講師ができることは限られており、結局は学生の頑張りにかかっているのですが、
計画が良い方向に成長して行く様子を見るのは本当に楽しい時間でした。
他の先生方とも話していたのですが、優秀な作品を作り上げる学生は
〇まずは素直にアドバイスを聴く
〇アドバイスを鵜呑みにするだけでなく、自分なりに理解し、解釈する
〇毎週のエスキスに検討したものをしっかりと持ってくる
ということを積み重ねている学生だと感じました。
それぞれの学生が、様々な経験を経て建築の勉強を始めたのだと思いますが、
「建築って楽しい!」という目をした、
自分のやりたい道を見つけた若者と対話するのは
建築を仕事としているものとして、責任を感じつつも充実した時間となりました。
このような機会を与えてもらえて、本当に感謝しています!