MENU

ブログブログ

重宝するキッチンパーツ(なるほどディテール。2章-02)

2017.4.24
BLOG

キッチンは一から図面を描いて
大工さん、建具屋さんに制作してもらうことが多いのですが、
自宅のカヅノキハウスでの経験から
よく使うようになったキッチンパーツがあります。

カヅノキハウスのキッチンで
フライパンや鍋を収納する棚は、
シナランバーの板に塗装したものをつくりました。
しかし使っていくうちに、フライパンの底の油汚れが板について汚れてしまい
掃除をしてもなかなか汚れがとれない状態になってしまいました。

フライパンなど調理器具の底面も完ぺきにきれいにしておけば
良いのかもしれませんが、
それでも日々の調理で慌ただしく出し入れしていると
板の塗装面に傷がついてしまいます。

そこでいろいろと調べていくうちに
こんなパーツを見つけました。


カエデハウスのキッチン

キッチンパーツを扱っている
ekrea(エクレア)のワイヤーシェルフです。

スチールのクロームメッキ仕上で
ワイヤー上になっているため、
丈夫ですし、汚れをふき取るのも簡単です。

ワイヤーシェルフは手前に引き出せるので
奥の方も取り出しやすくて、有効活用できますね。

幅は600㎜と900㎜。
600㎜はコンロの下にちょうど良い幅で入るサイズです。


ヘッジロウハウスのキッチン


ネストハウスのキッチン

抽斗の引手は
シンプルなデザインのハーフェレのものを使っています。
またタオルバーは
大洋金物 ティーフォルム c-code
がシンプルで好きです。

 

建物見学

2017.4.23
BLOG

昨日は妻と一緒に
住宅の見学に行きました。

まずは若原一貴さん設計の住宅です。

建坪7坪というかわいらしい小さな住宅です。

若原さんが設計したお家を見学させていただくのは
2回目です。
細かな部分までしっかりと丁寧に設計されていて
とにかく内部空間の光がきれいです。

抑制の効いた構成で
ここに住まれるご家族と若原さんが
シンプルで丁寧な生活を思い描きながら
家づくりをすすめてきたのだど感じました。
心地よかったです!

もう一つはここです。


青山学院のすぐ近くで本日まで公開中の
建築家 山田守の自邸です。
東京家政学院大学の大宮司さんのギャラリートークで
いろいろと面白い話もきけました。

写真ではわかりづらいですが
建物が120°の角度で折れ曲がっています。
ここが90°だとお互いの視線がぶつかってしまうのですが
120°だとちょうどいい感じで庭を囲みながら
部屋が配置できるという考えだそうです。

その他築58年とかなり古い建物ですが
鉄骨を使って空間をすっきり薄く見せる工夫が施されていたり
壁に収納できるアイロン台など細かな工夫もあって
かなり楽しめました。

途中買い物もはさんで歩いた距離は13㎞・・・。
つかれました。

ちなみに途中でよったお店は
恵比寿の「RINEN」という服屋さんです。
シンプルだけと丁寧につくっている感じで
妻も私も好きで、たまに買っています。

「シンプルだけと丁寧に」

設計する住宅も、そうありたいです!

 

 

家具工事はじまってます。

2017.4.21
BLOG

現在進行中の2か所の現場。
それぞれ家具工事がはじまっています。

まずは空に月ハウス。

カーテンボックスがついたコーナーの木製建具です。
この窓の横にダイニングテーブルがきます。

上井戸棟梁が加工しているのは
スタディスペースのデスクです。
お父さんとお子さん二人は並べるかな・・・。

ハーフユニットバスもやって来ました。

そしてこの日はサプライズなことが。
監督と打ち合わせをしていると、
奥様が見学に来ました。
職場のお友達も連れていらっしゃったのですが
そのお友達というのが、実は私の高校の同級生!

実はこの同級生の方が、
私が住宅の設計していることを以前に知って
奥様にすすめて下さったことが
建て主さんと私が知り合うきっかけでした。

昨日は特に約束があったわけでもないので
お互い現場でばったりで驚きました!

お二人は現場を見学して
3階の敷居がベンチ状になった大きな開口部にすわって
いろいろとお話しされていたようです・・・。

そしてもう一つの現場cestaハウス。
こちらは建て主さんが家具などを扱う職人さんなので
ご自分で家具製作を行っています。

家具は養生が施されているので部分的な写真ですが、
いい感じに仕上がってきています!

キッチンの見せない工夫 (なるほどディテール。2章-01)

2017.4.20
BLOG

キッチンの計画を進める中で
家族が集まるダイニングやリビングに向かって
オープンなキッチンを希望される建て主さんが多いです。

ただシンクのカウンターが丸見えになってしまうと
ダイニングから見て散らかっている感じがするとのことで
目隠しになるようなものを希望されることがあります。

ミズワハウスのキッチンカウンターです。
ダイニングから見ると衝立で手元が見えません。
もう少し近くで見ると

シンク側には洗い上げの調理器具などを置いて
ダイニング側にはちょっとした飾りを置くこともできます。
写真手前側には一部衝立がない部分も設けて、
配膳時にお皿やコップを置けるようにしています。

ちょっと余談ですが・・・
この衝立の素材はなんでしょうか?

実は鉄の錆仕上げです。
ミズニワハウスのダイニングテーブルを制作した家具職人
ラボラトリーの田中さんが自宅で使っているテーブルに
部分的に錆鉄を使っているのを見て
鉄の部分を作った作家さんを紹介してもらいました。

OZA METALSTUDIO(オザ・メタルスタジオ)の小沢さんです。
最初はこんな鉄の色でした。

そして錆を促進させるために
なんと、土の中に埋めました。
左がミズニワハウスの建て主さんで
相羽建設の遠藤さん。
右が小沢さん。
ラボラトリーさんの敷地に埋めさせてもらいました!

そして待つこと数か月。

掘り起しました。
いい色に錆びてます。

しばらくの間は少し錆がとれますが、
使っていくうちに表面の仕上げは安定するそうです。

この衝立はかなりアクロバティックな仕様(笑)ですので
もう少し一般的な手元を隠す方法も紹介します。

こちらはHugハウスのキッチンカウンターです。

カウンター側からの写真です。
手元を隠しつつ
コップや調味料なども置けるかたちにしています。

2階テラスも花が咲く

2017.4.19
BLOG

昨日今日と暑いくらいでしたね。

カヅノキハウスの2階テラスデッキには
毎年楽しみにしているモッコウバラの花が咲き始めています。

6年ほど前だったかと思いますが、
園芸屋さんでモッコウバラの苗を買ってきて庭に植えました。

誘引用のネットを2階まで設置して
2階の部屋からも緑と花を楽しめれば・・・
との思いでした。

春の数週間、これからが楽しみ時です!

カテゴリー