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展覧会ブログ

「ゴッホ」にちょいはまり

2020.1.17
BLOG

年末から年始にかけて
「ゴッホ」にちょっとはまっていました。

まずは昨年末にブログでも紹介したのですが、
上野の森美術館で1月13日まで開催されていたのゴッホ展へ行きました。

展覧会はゴッホの絵だけではなくて、
ゴッホが影響を受けてきた画家たちの絵も展示されていて、
様々な画家たちとの出会いの中で、
ゴッホの絵が変化していく様子が感じられて、
非常に面白い展覧会でした。
そのあとゴッホ関連の本を2冊を読みました。

2冊とも原田マハさんの著作です。
「たゆたえども沈まず」
は実在した日本人の画商林忠正が
パリでゴッホや弟のテオと出会い影響しあっていたという
仮説をもとに書かれたフィクション小説です。
「ゴッホのあしあと」は、
狂人のイメージが強いゴッホですが、
テオやその他の人との交流の話などが紹介されています。
ゴッホの人間的な魅力が感じられる本でした。

そして最近dvdで
「ゴッホ 最期の手紙」という映画を観ました。

ゴッホが死の直前にテオに宛てた手紙を手に
ゴッホと親交のあった郵便配達員の息子が
ゴッホの足跡をたどる物語。
一般的に自殺したとされているゴッホですが、
郵便配達員の息子はゴッホを深く知るうちに
他殺ではないかと考えるようになり、真実を探っていきます。

ストーリーも面白いですが、
ゴッホの絵をモチーフにした背景が素晴らしくて
実際に世界のたくさんの画家が62,450枚もの油絵を描き
アニメーションを作り上げたそうです。

ゴッホが実際に絵を製作していた期間は8年ほど、
本当になんという人なのだろうと強く感じました!

創造力の充電!

2019.6.29
BLOG

以前から行きたかった
展覧会に行きました。

1つめが乃木坂のギャラリー間で開催中の
「中山英之展 ,and then」
ギャラー間はTOTOが運営する建築専門のギャラリーです。

中山さんは、非常にコンセプチュアルで挑戦的な建築をつくっている建築家です。
家の中に道が通っていたり、廊下みたいな細長い家だったり
「どうやって住むんだろう?」と思わせる家たち・・・。

最初のフロアでは中山さんの手書きの解説文や
試行錯誤の過程が模型などで展示されています。

アイデアの出発点から、
建築として構築していく様子を見ることができる
とても魅力的な展示です。

そして2つめのフロアでは、
中山さんが設計した建物で、
実際どのような暮らしが営まれているのかを
垣間見ることができる映像が上映されています。

それぞれ別々の監督さんが6つの映像作品を撮っています。
暮らしそのままを、飾らず気取らず追いかけたものや、
その建物構成がわかりやすいように
カメラの配置や撮影方法を工夫された作品があり
こちらもとっても面白いです。

中山さんの住宅は、
住む人たちの日常を含めての表現作品なのだと感じました。

もう一つは森美術館で開催中の
「塩田千春展 魂がふるえる」

塩田さんは現代美術のアーティストです。

写真でもわかるように、作品の中を通り抜けられます。
現代美術を語ることは私にはできないのですが、
圧巻の迫力でした。

解説パネルで気になった一文が・・・

居住空間は第三の皮膚だそうです。

刺激的な展覧会で
創造力の充電ができたかな?!

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