江之浦測候所
- 2018.6.13
- |BLOG
建築好きの間では話題の
江之浦測候所に、あいらぼメンバーで行きました。
完全予約制なので、1か月近く前に前売り券を購入して
楽しみにしていましたが、当日はあいにくの雨・・・。(しかも強めの(泣))
荒天時は臨時閉館になることもあるそうで
やきもきしましたが、なんとかたどり着くことができました。
で江之浦測候所って何?
と思われる方も多いかと思います。
江之浦測候所はアーティストの杉本博司さんという方が
つくった施設です。
アート作品が展示されている美術館とはことなり、
自然の営みや時間の流れを
改めて意識させられるような施設・・・とこんな説明では
伝わらないですね。
詳しくはこちらを
http://www.odawara-af.com/ja/enoura/
この建物は「夏至光揺拝100メートルギャラリー」。
夏至の日の出の太陽に向かって軸が定められています。
中はこんな感じです。
右側の荒々しい大谷石と
左側の無柱のガラス板の対比が面白いですね。
壁面には杉本博司さんの代表作
海のシリーズの写真が展示されています。
このような世界の様々な海や湖の水平線を撮った写真が並びます。
そして端まで行くと
本物の海が眺望できるという仕掛け。
あと私が好きだったのが、
明月門です。
この門も室町時代から解体、移築を繰り返し
ここに再建されたそうです。
門の向こうアイストップになる位置に
力強い巨石が横たわり、
そのまた背後に針葉樹がそびえ立っているという構成が
たまらなく格好良かったです。
この巨石は藤原京の石橋(調査中)だそうです。
このように江之浦測候所には、
杉本博司さんが集めてきた時代を超えたものたちが点在していて、
人間が作り上げてきた文明とその時間に、
思いを馳せることができる場所だと感じました。