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山歩き 上高地 涸沢カール!

2023.8.12
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山歩き。
夫婦で上高地へ行きました。

自宅を朝3時半に出発。
中央自動車道、長野自動車道をひた走り
約3時間で上高地の玄関口となる「さわんどバスターミナル」へ。
そこからバスで20分、大正池でバスを降りました。

いきなりこの景色!
大正池に映る焼岳です。
どうしていままで上高地を訪れなかったのだろうと思いました。

しばらく歩いていくと、北アルプスの山々が眺められます!
ごつごつした岩山が切り立った山並みは迫力あります。

1時間ほど平坦な樹林地を歩きます。


途中田代湿原など見どころもあります。

ご存じ河童橋から眺める穂高連峰。

梓川の透明度の高い流れとあいまって、
ヨーロッパの山岳に来たようです。
(行ったことはないですが(笑))

今日の目的地、徳澤園に向けて進みます。

途中帝国ホテルをちらっと見学。

開業90年だそうです。
建物の中も少し見学させてもらいましたが、力強さと上品さが感じられる建物でした。

大正池から約3時間。
本日宿泊する徳澤園に到着!


井上靖さんの小説「氷壁」の舞台ともなっている徳澤。
上高地に来る前に読もう!と考え小説を手に取りました。
前穂高岳をクライミング中に、ナイロン製のザイル(ロープ)が切れて
登山家の方が亡くなった実話をベースに書かれた小説です。
600ページ以上ありましたが、内容にぐいぐい引き込まれて行きました。

途中途中で上高地、徳澤の描写もあり、歩きながら
少しだけ聖地巡礼?!気分でした。

そんな「氷壁」の過酷な登山とは正反対の豪華な夕食。
美味しかったです。
軟弱山歩きの我々夫婦(笑)にはぴったりです。

翌日は朝5時半からスタート。

1時間程度歩いて、槍ヶ岳など登山の分岐点となる横尾というところで朝ご飯。
徳澤園で朝ご飯のお弁当を用意してくれます。

日本最大の岩壁といわれる屏風岩を眺めながら歩いていきます。

本谷橋という吊端を超えるといよいよ急な登りがはじまります。
橋を渡ったところが休憩所になっていて、川音を聴きながらしばし休憩。
川の水は驚くほど冷たく、汗ばんだ顔を洗うと気分一新!

急登ですが、道はしっかり整備されています。

落石注意の岩場。

でもここからの眺めは最高です。

しばらく歩くと「Sガレ」と呼ばれる休憩地点に到着。
そこからちらっと目的地の涸沢カールが眺められます。
今回上高地を訪れる前に、参考にいろいろ動画を見たのですが
「涸沢カールが見えてからが、なかなかつかない!」
と動画の中で言っていたのを思い出しました。
ここからの登りもきつかったです。

そして涸沢カールにある二つの山小屋の一つ、涸沢ヒュッテに到着!
建築家、吉阪隆正さんが新館建設から関わった山小屋。

写真右側の岩が積まれているところは、
自然石を鉄製のワイヤーで覆い、擁壁をつくって雪崩対策が施されています。

さらに冬季の雪崩対策として、こちらの建物は半地下のような構造になっています。
建物の上は展望デッキ。

展望デッキでしばし休憩。

生ビールもいただけます!

カール越しに見える建物が涸沢小屋。

雄大な自然に抱かれている感じです。

逆に涸沢小屋から涸沢ヒュッテを眺めると、このような感じです。
いくつかカラフルなテントが張られているところがテント場です。
紅葉のシーズンにはこのテント場が、テントで埋め尽くされるそうです。

この日は涸沢カールで1時間程度過ごして下山しました。
次回は涸沢ヒュッテに泊まって、早朝、夕方、そして青空の涸沢カールを
味わってみたいです!

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