Laniハウス 現場です。
- 2023.8.10
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明星大学建築学部で非常勤講師として勤めて今年で4年目となります。
担当している実習では、別荘や住宅など比較的小さな規模の建物を扱います。
約120人の学生を8人の教官で受け持つので、
毎週15人程度の学生と対話を重ねていきます。
学生の個性は様々で、とてもコンセプチュアルな案を考える生徒もいれば
暮らしに思いをはせ、地道に計画を進めていく生徒もいます。
毎回3時間半、ほぼ休みなく学生との対話を重ねる時間は
なかなか疲れますが、普段の仕事では味わえない楽しさもあります。
建築を始めたばかりの学生ですから、なかなか上手く案が進まないことが多いですが
時に驚くような素敵なアイデアを持ってきたりもして、わくわくすることもあります!
毎週毎週答えのない宿題を出されているようなもので
真剣に取り組めばその作業量は膨大です。
だからこそ4か月という短い期間で、本当に成長している!と感じます。
コロナも落ち着いて、以前に比べると学生同士が切磋琢磨している様子が伺えて
そんな姿を見ると本当に嬉しくなりました。
太陽と森とハウス 1階の紹介です。
玄関です。
扉横の窓から光が差し込んで、壁にきれいなグラデーションをつくっています。
飾り棚の下には、鍵などちょっとしたものをおける棚を設けています。
床は豆砂利洗い出し仕上げです。
部屋の中に入ると、ダイニングテーブル越しに森の緑が目に入ります。
窓辺は吹き抜けになっていて、森の景観を大きく取り込んでいます。
吹き抜けの2階には開口部を設けて、上下階をつなげています。
家族の気配を感じられたり、冬は薪ストーブの暖気を2階に回すことができます。
ストーブの奥には、しまだ設計室名物(笑)ほぼ正方形ソファです。
ひなたぼっこしながら、テレビを見ながら、籠り感のある空間で
心行くまでリラックスできます。
1階にはこのほかにも居場所が設えてあります。
写真左側は奥様のスペース。
ミシンやパソコン作業などを行います。
背面に収納棚を設けて、多少散らかしたままでも気にならないようにしています。
写真右側は森を感じながら読書などできる、小さな居場所です。
座って左側に目をやると、丁度森を眺められます。
こちらも収納棚と壁の間に挟まれた、心地いい籠り感を感じられます。
こちらはキッチンになります。
背面の収納スペースも作り付けになっています。
そしてキッチンに立つと・・・
西川公朗カメラマンから、太陽と森とハウス、bunchハウスの
写真が届きました。
まずは太陽と森とハウスの写真から紹介させていただきます。
施工は相羽建設さんです。
今回は外観写真からです。
玄関側の外観です。
玄関正面に植栽を植えて、扉を開けると植栽が目に入る配置になっています。
通りからも丸見えにならないですね。
外壁は杉板にウッドロングエコという木材の腐朽を抑制する
塗料を施しています。
植栽が育っていけば、樹木のトンネルを抜けて玄関にアプローチする
かたちになると考えています。
この森の景観を取り入れるため、吹き抜けに大きな窓を設けています。
煙突は薪ストーブのものです。
森の木々の様子や空の変化、薪ストーブの炎を楽しみながら
ゆっくりと過ごすような、
そんなお家になればと思っています。