遣り方
- 2013.3.11
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私たちは共働き夫婦です。妻は都心で、私は自宅で仕事をしています。そこで、私が一番長い時間を過ごすアトリエを、1階の玄関脇に設けました。
仕事室の通り側には、大きな窓を設けています。
家の前を通り過ぎる人達と気軽にあいさつを交わしたり、仕事場で打ち合わせをしている様子が外から垣間見えたり、そんなちょっとしたことが、まちなみに活気や親近感をつくり出すと考えています。
地階と1階はコンクリート造、その上に1階より少し大きめの木造の2階が載る構造で,狭い敷地の中で建物に必要な容積を確保しつつ、植栽空間ができる限り広くなる計画としています。
3月8日
今日は本当に暑いくらいでしたね。
もうすぐサクラが開花してしまうのではないでしょうか。
Hidamariハウス現場です。
現場通いも今日で21回目。(20回目の時に書き忘れたので、半端ですが・・・。)
外まわりの工事です。
アプローチは大谷石です。
この後樹木を植えていきます。
この工事が終わればほとんど完成です。
現場の監督さん、職人さんたちが本当に頑張ってくれて
外部も内部も図面以上のものになったと感じます!
感謝です!!
1階の寝室には木製のルーバーの戸と障子を設けています。
その時の状況や気分に応じていろいろ変化を楽しめます。
まず普通に障子を閉めると・・・
こんな感じです。
そしてもう少し外を感じたいと思ったときは、
雪見障子で下部が解放されます。
(まだ工事の道具類が置いてありますが・・・。)
デッキには木製の柵がついているため、外部からの視線も気になりません。
そして夏の夜なんかに、窓を開けたいときには
うちの地下にもこの建具を入れていますが、
防犯上も安心ですし、
ルーバー越しに差し込む光が、朝なんかとてもきれいです。
この家のシンボルツリーのカツラの葉は、昔は香料として使用されました。カツラの語源は香出(カヅ)から来ているそうで、このカツラの木とともにこの家も家族も育ちたいとの思いから「カヅノキハウス」と名付けました。
育ち盛りの子供が2人の4人家族。地域社会の中でも中核となる世代です。仕事場を1階に開放的に配置し、プライベートな居住空間と地域の中間領域の役割を果たします。その暮らしぶりがまちの雰囲気の一端を担っていくような、そんな建物を計画しました。
建物は軒を深くとったり、高窓で空気の流れを作り出したり、日本の建物に受け継がれてきた基本的な構造から学びつつ、太陽熱を利用したOMソーラーやペレットストーブなど新しい自然エネルギー利用もとりいれています。
また地元林業の活性化、CO2発生削減を念頭に、構造材、仕上げ材ともに多摩産材を使用しています。