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ブログ 2013年一覧

ひとつ屋根の下で暮らす

2013.3.13
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「家族それぞれの部屋がはっきりと別れるのではなくてお互いの居場所がなんとなくつながっている感じがいい・・・。」計画初期の打合せでのそんな言葉が印象的でした。

家族の関係は子ども達の成長とともに変化するものです。近すぎず遠すぎずのちょうど良い距離感で、「ひとつ屋根の下」に暮らしているような感じになれば・・・と考えました。

ちなみにBulat(ブーラット)はインドネシアの言葉で「まる」という意味があります。吹き抜けを中心に「まる」を描くように家族の居場所がつながって、「ぶらっと」歩き回りたくなるようなプランを考えました。

外壁は黒く塗装した杉板と白系の左官仕上げ。
アプローチの庇は高さをぐっと抑えて、来訪者を包むように迎え入れます。玄関の奥の部分ではこの庇が駐輪スペースの雨除けにもなっています。庭は雑木林をイメージし、ごく自然なかたちで街や家に緑をと考えています。

2階 寝室・予備室

2013.3.13
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2階はご夫婦の寝室と、将来こども室にも使えるスペースを配置しました。それぞれの部屋の北側の窓から神社の裏山が見えます。

南側の大きな吹き抜けが1階と2階をつなぎます。階段室もこの吹き抜けに設けているので、家全体がおおらかにつながっている感じがして歩き回るのも楽しいはず・・・。

1階 玄関・浴室・キッチン・和室

2013.3.13
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◯玄関
玄関は完全に区切らず、階段と下足棚で仕切ることでスペースを有効に確保しました。

◯浴室
サワラの香りに包まれる浴室。

◯キッチン
全てオリジナルの対面式オープンキッチン。

 

◯和室
1階の和室、南側にサクラの木と暖炉の炎、振り向けば裏山の緑・・・。

 

1階 リビング・ダイニング

2013.3.13
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計画地は南東に隣家の大きな桜の木、北側に神社の裏山があり、春には桜、秋には紅葉が楽しめる場所です。この素敵な景色を、家の中にどうのように取り込むかを大きなテーマとしました。

1階には家族のくつろぎのスペースとキッチンを配置しました。大きな木製窓からは隣家の桜の大木が眺められます。そして冬には薪ストーブの炎に、家族が集まるスペースでもあります。

薪ストーブのある生活

2013.3.13
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「ヒノデハウス」の住まい手Iさんご夫婦との出会いは、2010年の春に山梨で開催した喜里ハウス(しまだ設計室設計)の見学会でした。南アルプスが眺められる吹き抜けのおおらかな空間でIさんご夫婦と少しお話ししているうちに意気投合(?!)し、すぐに「ヒノデハウス」の計画がスタートしました。

計画の最初に、以下のようなご要望をいただきました。
○薪ストーブのある生活。
○小学校の先生をしている奥さんのための書斎スペースが欲しい。
○車が好きなご主人。2台分の駐車スペースが欲しい。
○リビングにつながった畳の部屋が欲しい。
(リラックマを飾りたい・・・というのもありました!)

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