2階 キッチン、ダイニング
- 2013.3.22
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先週末開催させていただいたHidamariハウスの見学会で、
何人かの方に、アプローチ部分や、通りから見たときの感じがいい!
といっていただけました。
私は設計作業を行う時、内部のプランを考えながら、
通りから見た家の佇まいを大事にしたいと思っています。
できれば設計した家ができたことで、
周囲の街並みが良くなったと、周辺の方にも感じてもらいたい・・・。
ではどうやったらそんな環境が作り出せるのでしょうか?
私も毎回試行錯誤の連続ですが、
一つは通りと建物の間のスペースに、奥行き感を持たせるだと思っています。
具体的には・・・
奥行き感を感じる場合 通り→植栽→板塀→植栽→庇のあるデッキスペース→窓
奥行き感を感じない場合 通り→コンクリート舗装の駐車スペース→窓
という感じです。
通勤の時や散歩するときに、今度是非観察してみて下さい。
「なんかいい佇まいだなあ」と感じる家は、
きっと奥行き感が演出されていると思いますよ。
今度現場がはじまったミズニワハウスの図面を持って、
大工の秋山さんのもとへ行きました。
以前に秋山さんからアドバイスをいただいて、
ただ図面を描くだけではなくて、
実際どうやってつくるのかということを想像しながら図面を描くようにしてはいますが、
やはり自分の描いた図面を前に大工さん話をきくと
いろんな発見があります。
5年前に事務所兼自宅のカヅノキハウスを設計したのが、
私にとって初めての住宅設計の経験でした。
それまで造園コンサルタント会社で建築設計をしていた私には
住宅の世界は未知の世界・・・。
様々なオープンハウスに出かけたり、
雑誌などに掲載されている図面を見てなんとか図面を仕上げました。
しかしはじめに仕上げた図面は現場監督に、
「これでは図面が全然足りませんよ」と着工時期を遅らせることに・・・。
このときはショックでした。
現場にはいってからも大工さんから質問の嵐・・・。
まだ他に仕事もあまりなかった当時は、
それこそ毎日現場に通って、
大工さんと「ああでもないこうでもない」とたくさん話をして
なんとかカヅノキハウスが完成しました。
大工さんや現場監督、その他の職人さんなど
実際に現場で手を動かしてつくっている人たちの知恵は、
図面を描いているだけでは身につかないなあ・・・
とつくづく思います。
だからこそ、現場の人たちとはどんどん話をしたい!
と強く思っています。