MENU

WORKこれまでの仕事

太陽と森とハウス(2023年)

2023年

太陽と森とハウス

所在地
:東京都東村山市
構造
:木造 2階建て
家族構成
:夫婦 子1人
敷地面積
:113.83㎡ /34.49坪
建築面積
:45.50㎡ /13.79坪
延床面積
:87.69㎡ /26.57坪
施工
:相羽建設 橋詰監督 徳武棟梁
撮影
:西川公朗

ご夫婦のお話を伺う中で

「視線の抜けや陽のうつろい、季節の変化を感じながらリラックスできる空間」
「隅々まで空間を住みこなす家」
「さりげないプライバシースペースの確保」
といった言葉が印象的でした。
敷地の東側と、北側に森の景色を眺めることができます。
まずこの森の景観は活かしたいと感じました。
また敷地の形状に対して、方位が約45度傾いているため、
太陽光をどのように取り入れるかということも課題だと感じました。

東側の森に対しては、家族の集まる場所から森の緑が感じられるよう、
斜め45度に壁、窓を傾けたかたちにしています。
北側の森に対しては、階段での移動中や個室から窓越しにちらっと緑が感じられる
窓配置を検討しました。
また建物の南側はコーナー部に窓を設け、太陽光を取り入れやすいかたちにする計画です。
森の景色のうつろいを借景として、太陽の光の暖かさを感じながら過ごせる
そんな建物のかたちになればと「太陽と森と ハウス」という名前を付けました。

施主さまからのコメント

1年点検ありがとうございました。
コンパクトな家ですが、視線の抜けや吹抜けの存在が広がりを感じ、
また色々な動線に疲れを感じる事がなく、快適に過ごしています。
春や秋のうららかな季節に、森をぼんやり眺めていると、時が経つのを忘れリラックスしている実感がありました。
冬は薪ストーブが活躍しました。
息子がほぼ正方形ソファ、妻がロッキングチェアでくつろぎ、私は薪ストーブの前でラグマットでうたた寝してしまうのがほぼ日課になっていました。
2階に風呂場を設けましたが、風呂上がりに寝室のチェアに腰掛け、夜空や月を見ながら一献傾けるとちょっとした旅館にいるような感覚になります。
このスペースはプライベート感を保つのに役立っています。
他にもまだまだ迷うくらいに沢山の満足があります。
色々と要望に応えて頂き、感謝申し上げます。
また相羽建設さんの確かな技術力にも感謝感謝です。
今後とも末長く宜しくお願いします。

スケッチ