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WORKこれまでの仕事

ちぐらハウス

2025年

ちぐらハウス

所在地
:東京都小金井市
構造
:木造 2階建て
家族構成
:夫婦 子1人
敷地面積
:102.65㎡/31.11坪
建築面積
:45.16㎡/13.69坪
延床面積
:82.04㎡/24.86坪
施工
:相羽建設 小出監督 徳武棟梁
外構
:ワイルドグリーン
構造設計
:H&A構造研究所
写真撮影
:建物の写真:しまだ設計室 猫君の写真:建て主さん

ご夫婦にお話を伺う中で、

・家族がそれぞれ心地よい居場所、
 お気に入りのスペースが見つけられる。
・日当たりが良く、少し開放的なリビングが欲しい。
・猫が一生家の中でも飽きない家。

という言葉が印象的でした。

また猫と一緒に外が感じられる暮らしを望まれていたり
将棋や読書、陶芸、コーヒー、お菓子作りなど
家での趣味をたくさんお持ちであることも
検討のポイントになると感じました。

敷地は南西側に視線の抜けが感じられるため
建物の南西側にテラスデッキを設け、
庭の緑や屋外の心地よさを感じられる場としました。
またテラスデッキの北側に吹き抜けを設けることで
このお家の要となるよう考えました。

開放感を感じながらも、時には籠り感のある場所で過ごしたり、
周囲からの視線や、猫君たちの脱走の心配を気にしないで
庭の緑や外の空気が楽しめるいえになればと考え
「ちぐらハウス」と名前をつけました。

「ちぐら」はもともと、藁で編んだ赤ん坊用のゆりかごのことです。
猫用の「猫ちぐら」も親しまれていますが、
包まれるような安心感が魅力なのだと思います。

開放感を感じながらも、守られているような
心地よさを感じられるお家になればと考えました。

施主さまからのコメント

島田先生に「ちぐらハウス」を設計していただいた者です。

当初はモデルハウス見学会などで大手ハウスメーカーを中心に検討しており、豪華な外装・内装や電化製品のサービス、
30年保証、建築費の値引きなど、正直、惹かれる部分が多かったです。

そんな中、偶然YouTubeで拝見した島田先生の動画に一目惚れし、「この人に頼みたい!」と思ったのがきっかけでした。

決め手になったのは、島田先生にしか表現できない、家の佇まいの良さでした。
なぜか空気が澄んでいるように感じる室内。流行に左右されない普遍的な美しさ。所々に感じる遊び心などなど。
図面の段階から細部まで配慮が行き届いており、「豪華さ」ではなく「暮らしやすさ」と「居心地の良さ」を
丁寧に積み上げていく提案が印象的でした。

また、島田先生のお人柄も本当によかったです。
いつも穏やかで物腰が柔らかく、こちらの話をじっくり聞いてくださる方で、会って話していると、
にじみ出る誠実さを強く感じました。
家づくりに関する不安や素朴な疑問にも一つ一つ丁寧に答えてくださり、とても助かりました。

予算面でも非常に誠実で、最初に決めた予算の枠内に収まるよう、常に配慮しながら提案してくれました。
施工会社さんからの見積もりが一時的に予算をオーバーした際にも、
一緒に悩んでくださり、納得感のある取捨選択ができました。
お金の話も含めて、最後まで安心して相談できる建築士さんだと思います。

もちろん、大手メーカーの方も、保証期間の長さなど魅力的なところがありましたが、
それでも島田先生に提案して頂いたプランに強く惹かれ、「この家で暮らしたい」と素直に思えました。

完成した「ちぐらハウス」は、期待以上の居心地です。
ちぐらスペースに座ると、こもり感があってとても落ち着きます。

猫のこともよく考えてくださり、猫階段や猫用網戸、猫も安全に出られる柵の高いウッドデッキまで用意していただきました。
猫は毎日デッキで外の匂いを楽しんでおり、以前のアパート暮らしのときよりも明らかにのびのびしています。

性能面でも、耐震等級3かつ省令準耐火構造として設計していただき、地震保険・火災保険が想像以上に割安になった点も助かりました。

施工を担った相羽建設の担当者さんもとても誠実で、素人の質問にも一つ一つ丁寧に答えてくださり安心して工事を任せられました。
近隣の方からも「現場の職人さんたちがいつも賑やかで楽しそうに仕事をしていたね」と言われ、
良いチームで家をつくっていただいたのだと感じています。

妻は毎日「島田先生にお願いして本当によかった」と言っており、家族全員(+猫)大満足の家になりました。
心から感謝しています。素敵な家を設計していただき、本当にありがとうございました。

スケッチ