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レイヤード(2021年)
2021年
レイヤード
ご家族にお話を伺う中で
「在宅時間が長くなっても、それぞれの居心地が良い家」
「視線を気にせず窓を開けたい」
「シンプルでメンテナンスしやすい家」
ということばが印象的でした。
家と通りを、ちょうどいいさじ加減で柔らかくつなげるために、
「重ね着」をするように様々な要素を設えることをイメージして、
「レイヤードハウス」と名前を付けました。
終の棲家としても暮らしやすいように、廊下は極力なくしています。
ホールやダイニングを介して、ゆとりをもって効率的な動線を考えました。
また廊下を省くことで、家のサイズもコンパクトに抑えられます。
メンテナンスの負担やエネルギー効率を考えると、
必要十分な大きさを見極めることは大切だと感じました。
施主さまからのコメント父が建てた築65年近い家の老朽化に加え、今後更に歳を重ねるにあたり家の中の段差や
庭木の手入れなど不安な箇所が多く、また家族のサイズが小さくなった事などから、
平屋への建て替えを考えるようになりました。
初めはハウスメーカーのHPを見ていたのですが、
建築関係の本や色々な設計士の方のHPを見るうちに自分が住みたいと思う家がはっきりとしてきました。
設計士さんにお話を聞くというのは敷居が高い気がしていたのですが、
1番初めに訪れた島田先生のお宅の帰り道には、
もう絶対に島田先生にお願いしようと思っていました。
家を建てるのはこちらが知識もない上に決めなければいけない事も多く、
悩むことも度々でしたが、
選択肢の中でそれぞれのメリット・デメリットも丁寧に説明していただいた上で、
一緒に考えてひとつひとつ決めていける安心感が何よりありがたかったです。
また希望していても予算に合わず諦めなければならない仕様や設備などもありましたが、
「なるほど、これも素敵ですね」と思える代替案を提示して下さるので、
納得して前に進む事ができました。
住み始めてからもご相談した事柄に快くすぐに対応していただいており、心強い限りです。
とても住み心地が良くホッとできる、そして家の中から外を眺めるのも
帰って来た時に外から眺めるのも嬉しくなる家になりました。